GHS:化学品の分類および表示に関する世界調和システム
- 「化学品の分類および表示に関する世界調和システム」(The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals:GHS)は2003年7月に国連勧告として採択されたものです。
- GHSは化学品の危険有害性を世界的に統一された一定の基準に従って分類し、絵表示等を用いて分かりやすく表示し、その結果をラベルやSDS(Safety Data Sheet:安全データシート)に反映させ、災害防止及び人の健康や環境の保護に役立てようとするものです。
- GHS文書は2年に一度改訂されています。GHS文書(通称:パープルブック)全文は以下を参照してください。
・英語版はこちら(国連欧州経済委員会UNECEのHPへリンク)
・日本語版はこちら
※GHSの日本語版は経済産業省、環境省などのHPでも閲覧できます。
日本国内におけるGHS導入
- 国内においては、GHSに対応する日本工業規格が定められています。
・JISZ7252「GHSに基づく化学物質等の分類方法」
・JISZ7253「GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法-ラベル,作業場内の表示及び安全データシート(SDS)」
※JIS検索データベースから閲覧のみ行えます。 - GHS分類関係者(事業者など)が分類作業を正確かつ効率的に実施するための手引きとして、関係省庁によってGHS分類ガイダンスが作成されました。事業者向けと政府向けに分かれており、いずれも経済産業省のHPからダウンロードすることができます。
- GHS関係省庁連絡会議では、化学物質のGHS分類を進めており、その分類結果は独立行政法人製品評価技術基盤機構GHS分類結果データベースに掲載されています。
- 事業者は自ら又は政府のGHS分類を活用して、ラベルやSDSによる情報提供を行います。そのため、GHSの意味と分類を理解しておく必要があります。
GHSモデルラベル・SDS情報
JIS関係
JISZ7252「GHSに基づく化学物質等の分類方法」及びJISZ7253「GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法-ラベル,作業場内の表示及び安全データシート(SDS)」については日本工業標準調査会ホームページ
(http://www.jisc.go.jp/)
ご利用にあたっての注意
化学物質情報をSDS等の作成の参考にする時は事業者の責任において行ってください。
また、内容をそのままダウンロードして営利目的に使用することはお断り致します。