職場のあんぜんサイト

STOP!転倒災害プロジェクト

転倒災害防止対策に役立つ安全活動
(1)4S活動 = 災害の原因を取り除く(4Sは「整理・整頓・清掃・清潔」の頭文字です。)
凍結した路面や油汚れ・水濡れなどによる「滑り」や、通路上の荷物への「つまずき」による転倒災害を防ぐには、職場内の4S活動(整理、整頓、清掃、清潔)が、基本的かつ最も重要な対策です。
4S活動により転倒の原因を除去すれば、作業性が向上し、生産性の向上も期待されます。
整理 ・ 必要なものと不要なものを区分し、不要、不急なものを取り除くこと
整頓
・ 必要なものを、決められた場所に、決められた量だけ、いつでも使える状態に、容易に取り出せるようにしておくこと
清掃
・ ゴミ、ほこり、かす、くずを取り除き、油や溶剤など隅々まできれいに清掃し、仕事をやりやすく、問題点が分かるようにすること
清潔 ・ 職場や機械、用具などのゴミや汚れをきれいに取って清掃した状態を続けること
・ 作業者自身も身体、服装、身の回りを汚れの無い状態にしておくこと
(2)KY活動 = 潜んでいる危険を見つける(Kは「危険」、Yは「予知」の頭文字です。)
KY活動は、業務を始める前に「どんな危険が潜んでいるか」を職場で話し合い、危ない点について合意をした上で対策を決め、設定された行動目標や指差し呼称項目を一人一人が実践することで、安全衛生を先取りしながら業務を進める方法です。
忙しい時間帯などは、4S活動がおろそかになって作業通路が汚れてしまったり、作業を急ぐあまり注意力が散漫になるなどにより、転倒災害のリスクが増加するため、過去の災害事例を基にしたKY(危険予知)活動も、積極的に進めましょう。