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労働災害事例

トラックのウイング扉にはさまれ死亡した

トラックのウイング扉にはさまれ死亡した
業種 道路貨物運送業
事業場規模 5~15人
機械設備・有害物質の種類(起因物) トラック
災害の種類(事故の型) はさまれ、巻き込まれ
被害者数
死亡者数:1人 休業者数:0人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 整備不良
発生要因(人) コミュニケーションなど
発生要因(管理) 所定のものを不安全なものに取りかえる

No.101691

発生状況

 被災者は、荷主の事業場で荷を積み込んだあと、市道でトラックのウイング扉を少しだけ開けて、上半身を荷室に入れて荷締め作業を行っていた。作業中に、ウイング扉を閉じるボタンに触れたことにより扉が閉まり、胸部をはさまれた。ウイング扉の開閉ボタンは、押しやすい位置に改造されていた。

原因

1 市道で荷締め作業を行ったこと。このため、ウイング扉を大きく開かずに作業を行ったこと。(市道で作業を行ったのは、荷主から短時間で荷積み場を出ていくよう指示されたため)
2 ウイング扉の開閉ボタンの位置を、押しやすい箇所に改造していたこと。
3 ウイング扉の開閉ボタンの改造を見過ごしていたこと。

対策

1 荷主に対して、荷締め作業を荷積み場で行えるように申し入れること。(荷締めをせずに走行することは荷崩れの危険も生じる。)
2 ウイング扉の開閉ボタンの改造をしないこと。
3 トラックの定期点検の際に、改造の有無などについても確認すること。
4 ウイング扉の電源スイッチ(運転席にある)をOFFにしてから荷積み作業や荷締め作業を行うこと。
5 荷積み(ウイング扉の開閉や荷締め作業を含む)に関する作業手順や禁止事項を定め、荷積みに関する安全教育を行うこと。