安全衛生のキーワードで関心が高いものについて解説しています。
非定常作業とは、保守作業、トラブル対処など、通常の作業と異なる作業をいい、労働災害の中には、非定常作業中のものが多く含まれています。
非定常作業中の労働災害が多い理由としては、次のようなことが指摘されています。
このようなことから、厚生労働省では、「化学設備の非定常作業における労働災害防止のためのガイドライン(平成8年6月10日付け基発第364号)」、「鉄鋼生産設備の非定常作業における安全衛生対策のためのガイドライン(平成9年3月24日付け基発第190号)」、「自動生産システムの非定常作業における安全対策のためのガイドライン(平成9年12月22日付け基発第765号)」を策定し、非定常作業における労働災害の防止を図っています。