安全衛生のキーワードで関心が高いものについて解説しています。
事故の型とは、傷病を受けるもととなった起因物が関係した現象のことをいいます。例えば、機械を修理中に手を挟まれたとか、ガス溶接作業をしていて火傷したなど、災害発生の状況を「事故の型」として示しています。
事故の型は、「墜落・転落」、「転倒」、「激突」、「飛来・落下」、「崩壊・倒壊」、「激突され」、「はさまれ・巻き込まれ」、「切れ・こすれ」、「踏み抜き」、「おぼれ」、「高温・低温物との接触」、「有害物等との接触」、「感電」、「爆発」、「破裂」、「火災」、「交通事故(道路)」、「交通事故(その他)」、「動作の反動・無理な動作」、「その他」、「分類不能」の21に分類されています。
複数の型が競合する場合は、災害防止対策を考える上で、主要なものを選択することとしています。
(参考文献 新・産業安全ハンドブック 中災防発行、労働災害分類の手引き 中災防発行)