安全衛生のキーワードで関心が高いものについて解説しています。
THP(Total Health promotion Plan)とは、厚生労働省が働く人の「心とからだの健康づくり」をスローガンに進めている健康保持増進措置のことです。
THPは、昭和63年に労働安全衛生法が改正されたことにより、従来のSHP(シルバー・ヘルス・プラン)を発展させ、取り組みが推進されているものです。
労働安全衛生法第69条では、第1項で、労働者の健康保持増進を図るために必要な措置を継続的かつ計画的に実施することが事業者の努力義務として定められ、第2項では、労働者は、事業者が講ずる措置を利用して、健康保持増進に努めることとされています。
また、THPの基本的な考え方や事業場における具体的な実施方法について、労働安全衛生法第70条の2に基づき「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」(THP指針)が厚生労働大臣により公表されています。
THP指針では、健康保持増進対策を中長期的視点に立って、継続的かつ計画的に行うための進め方を以下のとおり示しています。
健康づくりを組織的かつ継続的に取り組んでいる事業場の事例を中央労働災害防止協会のホームページで示しています。