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    (3)図 (4)

ビルメンテナンス業におけるリスクアセスメントのすすめ方

参考3

6 リスクアセスメントの実施手順

(3)リスク低減措置の検討及び実施

(図)リスクの見積と低減の考え方の例

足場イラスト1
1、足場板を脚立2点で支持する
重大性 可能性 リスクレベル
× × L

・高さ1.5mから墜落する
・中央に乗ると足場が曲がる(折れる)
・端部で墜落するおそれがある
・昇降時に手掛かりがない
・作業床が狭いので危険にさらされる

足場イラスト2
2、足場板を脚立3点で支持する
重大性 可能性 リスクレベル
× L

・高さ1.5mから墜落する
・端部で墜落するおそれがある
・昇降時に手掛かりがない
・作業床が狭いので危険にさらされる

足場イラスト3
3、両端部から昇降する長い脚立を使用
重大性 可能性 リスクレベル
× K

・高さ1.5mから墜落する
・作業床が狭いので危険にさらされる

足場イラスト4
4、作業床を広くする
重大性 可能性 リスクレベル
× K

・高さ1.5mから墜落する

足場イラスト5
5、作業床を下げて怪我を小さく
重大性 可能性 リスクレベル
× J
6、安全帯を手すりにかけて使用する
重大性 可能性 リスクレベル
J

(4)リスクアセスメント実施状況の記録と見直し

前の段階で検討したリスク低減措置実施後に想定されるリスクについて、店社安全衛生リーダー等(又は安全衛生委員会等)による会議で審議し、事業場としてリスク低減措置の実施上の優先度を判断し、具体的な活動へ進みます。 また、リスクアセスメントの実施結果が適切であったかどうか、見直しや改善が必要かどうかを検討し、次年度以降の安全衛生計画の策定、さらに安全衛生水準の向上に役立てることが望まれます。

リスクアセスメント実施一覧表、改善の実施記録は、時系列で経過を整理しておき保存し、技術のノウハウの伝承とします。


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