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運輸業等における荷役災害のリスクアセスメントのすすめ方

3.リスクアセスメントの目的と効果

(1)リスクアセスメントの目的

リスクアセスメントを導入し実施する、主な目的は次のとおりです。

職場のみんなが参加して、職場にある危険の芽(リスク)とそれに対する対策の実情を知って、災害に至る危険性又は有害性をできるだけ取り除き、労働災害が生じないような快適な職場にすること。

(2)リスクアセスメントの効果

リスクアセスメントを実施することにより、次のような効果が期待されます。

  1. 職場のリスクが明確になります。
  2. 職場のリスクに対する認識を管理者を含め、職場全体で共有できます。
  3. 安全対策について、合理的な方法で優先順位を決めることができます。
  4. 残されたリスクについて「守るべき決め事」の理由が明確になります。
  5. 職場全員が参加することにより「危険」に対する感受性が高まります。

(3)リスクアセスメントの法的位置付け

労働安全衛生法第28条の2の規定により、運送業等では、リスクアセスメントの実施に努めなければなりません。


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