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ヒヤリ・ハット事例
プレス機械に指を挟まれそうになった
プレス機械に指を挟まれそうになった
拡大
業種

金属製品製造業

作業の種類

プレス作業

ヒヤリ・ハットの状況

 作業者Aは、フートスイッチで操作するプレス機械(加圧能力60t)を用いて、鋼板の加工作業を行っていた。
 鋼板を金型の間に入れたときに鋼板が傾き、とっさに手で鋼板を押さえた。体が前のめりになり、フートスイッチを踏んでしまったため、金型が下りてきて指を挟まれそうになった。
 光線式安全装置が取り付けられていたが、設置位置が誤っていたため、手を検知できなかった。

原因

・プレス機械の光線式安全装置の設置位置が誤っていたこと。
・特定自主検査において、光線式安全装置の設置位置の誤りが指摘されていたにもかかわらず、改善されていなかったこと。

対策

・プレス機械の光線式安全装置を正しい位置に設置すること。
・特定自主検査で、特に危険な指摘を受けた場合には、プレス機械の使用を停止し、速やかに改善を図ること。
・鋼板を手で押さえる必要がないように、台を設けるなど、鋼板の置き方を変更すること。