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ヒヤリ・ハット事例
貨物船にスクラップを積み込み中にボヤ
貨物船にスクラップを積み込み中にボヤ
拡大
業種

港湾運送業

作業の種類

クレーン作業

ヒヤリ・ハットの状況

 ふ頭に接岸した貨物船に、クレーンを使用してスクラップの積み込み作業をしていた。焦げた匂いに気づいたので積載作業を中止し、散水を行うとともに、積荷を貨物船からふ頭に戻す作業を続けた。しばらくして匂いの発生は収まった。

原因

・スクラップを金属類とプラスチック類に分別していなかったこと。
・金属類に潤滑油類が付着していたこと。
・積み込む際にクレーンからスクラップを落下させており、衝撃や摩擦により火花が発生したこと。

対策

・潤滑油類などの引火性液体が混入しているスクラップは、可燃物として取り扱うこと。
・金属スクラップは、衝撃や摩擦により火花が発生する可能性があるため、留意すること。
・蓄熱による自然発火が起こりやすいので大量の貯蔵は避ける。
・リサイクルを行う際には品目別の分別が必須であるため、スクラップの収集運搬時から分別すること。