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ヒヤリ・ハット事例
クレーンのワイヤーロープが巻き過ぎによって切断され、土砂が入ったバッカンが立坑内に落下した
クレーンのワイヤーロープが巻き過ぎによって切断され、土砂が入ったバッカンが立坑内に落下した
拡大
業種

建築設備工事業

作業の種類

立坑内の掘削作業

ヒヤリ・ハットの状況

 鉄塔基礎部の立坑で掘削作業中、掘削した土砂を搬出するために移動クレーンでバッカンを巻き上げたところ、巻き過ぎでワイヤーロープが切断し、立坑内にバッカンが落下して作業員にぶつかりそうになった。

原因

 移動式クレーンの巻過防止装置の電源を切った状態で巻き上げを行ったこと。巻過防止装置の作業状況について、点検を行っていなかったこと。移動式クレーンの運転に必要な資格を有していない者に運転を行わせたこと。

対策

 移動式クレーンを使用する場合は、巻過防止装置を有効な状態で使用する。移動式クレーンを使用する前に、巻過防止装置の作動状況について点検を行う。移動式クレーンの運転業務について、有資格者を運転業務につかせる。