林業
高木伐採作業
作業者は、高木を伐採して道路の斜面に倒した伐倒木に対して、チェーンソーを使って枝払いしていた。その際、幹を支えていた枝を切断したため、伐倒木が横回転し、幹が頭にぶつかりそうになった。
伐倒木の幹が斜面に対して浮いており、数本の枝で支えられている不安定な状態だったにも関わらず、くい止め、ワイヤーロープ止め等による危険防止措置を講じずに伐倒木を支えていた枝を切断したこと。
現場の傾斜や伐倒木の状態等を確認し、これらを踏まえた作業方法および安全対策をあらかじめ定めていなかったこと。
伐倒木が倒れたり滑ったりすることで、労働者に危険を及ぼすおそれがある場合には、くい止め、ワイヤーロープ止め等による危険防止を講じる。
現場の傾斜や伐倒木の状態等を確認のうえ、これらを踏まえた作業方法および安全対策をあらかじめ定めて、関係労働者に周知する。