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ヒヤリ・ハット事例
トラックの積荷を降ろす際、傾斜で後退(逸走)してきたトラックと停車場の間にはさまれそうになった
トラックの積荷を降ろす際、傾斜で後退(逸走)してきたトラックと停車場の間にはさまれそうになった
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業種

一般貨物自動車運送業

作業の種類

トラックの荷降ろし作業

ヒヤリ・ハットの状況

 トラックの積荷を降ろす前にトラック後部扉を開けておく必要があったため、緩やかに下った傾斜地に後ろ向きでトラックを停車させて降車した。トラックには輪止めを設置しておらず、傾斜で後退(逸走)してきたトラックと停車場との間にはさまれそうになった

原因

トラックから降車する際にエンジンを止めず、パーキングブレーキを確実にかけていなかったこと。積荷(重量3800kg)の影響で下り側への作用が強かったこと。
トラックを停車させた際、上り側に作用するギアにシフトさせていなかったこと。
トラックの逸走防止についての安全教育が不十分であったこと。


対策

トラックから降車する際はエンジンを止め、パーキングブレーキを確実にかけた上で、上り側に作用するギアにシフトさせておくこと。さらに長時間停車する際は、輪止めを設置する等の逸走防止対策を講じること。
荷降ろし作業前などトラック停車時の作業標準を策定し、トラックの逸走防止について運転手に教育を行うこと。