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ヒヤリ・ハット事例
雑誌を積んだ台車をトラックの荷台から昇降装置に移動中、台車が落下して下敷きになりそうになった。
雑誌を積んだ台車をトラックの荷台から昇降装置に移動中、台車が落下して下敷きになりそうになった。
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業種

自動車又は軽車両による貨物の運送事業

作業の種類

大型台車(ロールボックスパレット)の落下

ヒヤリ・ハットの状況

 トラックの荷台から、雑誌を積んだ台車(ロールボックスパレット横幅1.1m×奥行1.1m×高さ2.1m、重さ約500kg)を昇降装置に移動する作業を、単独で行っていた。昇降装置のストッパーを使用しておらず、台車が昇降装置から落ちそうになったため、地上から台車を支えようとしたが、危険を感じて避難した。

原因

直接原因
台車をトラックの荷台から昇降装置に移動させる際、前方に押すのではなく、進行方向に引いて操作したこと。
昇降装置に設置された荷物の落下防止用ストッパーを使用していなかったこと。
 
 
間接原因
台車の取り扱いに関し、リスクアセスメントが実施されておらず、安全対策が不十分であったこと。
単独作業だったこと。


対策

台車の移動時には、進行方向を背にして引くのではなく、前方に押して操作すること。
昇降装置に設置された荷物の落下防止用ストッパーを使用すること。
車を用いた荷物の運搬作業について、リスクアセスメントを実施し、危険性等を評価し、危険性の低減措置を講じること。
単独での荷卸し作業を禁止し、複数名で作業を行うこと。また、作業指揮者を定め、作業計画に基づいた作業の指揮を行わせること。