自動車整備業
車両整備
トラックに約6tの荷物が積載された状態で、車両後部のサスペンションを手動操作で伸張させ、車両の下に入ってグリスアップ作業をしていた。別の作業者が車両の下に人がいることに気づかず、車両の電源を入れたところ、制御装置により車両後部のサスペンションが収縮し、車体と床の間に挟まれかけた。
トラックに荷を積載した状態のため車体が下がっていたが、ジャッキアップはせず、隙間を手動で拡張して作業した。また別の作業者が十分な安全確認を行わなかった。
車体の下部で点検作業を行う際は空荷で行い、車体をジャッキアップして安全な作業空間を確保する。また安全支柱等を使用し、作業者が挟まれないようにする。
複数の労働者で作業を行う際は、確認の合図・安全作業手順を定める。