フォークリフトが横転し、カウンタウエイトの下敷きになる
| 業種 | パルプ・紙製造業 | |||||
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| 事業場規模 | − | |||||
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | フォークリフト | |||||
| 災害の種類(事故の型) | 転倒 | |||||
| 被害者数 |
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| 発生要因(物) | ||||||
| 発生要因(人) | ||||||
| 発生要因(管理) | ||||||
No.470
発生状況
当社は、ダンボールシートを製造している従業員約40名の事業場である。被災者Aは、約1カ月前に採用され、主としてダンボール用のロール紙をロールクランプ付きフォークリフトにより倉庫から製造工場まで運搬する作業に従事していた。
この日、Aは作業係長Bの指示により倉庫内において出庫すべきロール紙を整理していた。ロール紙は、倉庫内に4段に積まれていたが、このうち当日必要なものは幅150cmのものであった。当該ロール紙は、幅130cmのものの下にあったため、BはAに幅130cmのロール紙2本(1本950kg)を約5m離れた位置に移すように指示した。
そこで、Aは最上段のロール紙をフォークリフト(最大荷重2トン)のロールクランプでつかもうとしたところ、揚高が不足し最上段のロール紙の位置まで届かなかったため、上段2本のロール紙を1回で運ぶこととした。Aは、ロールクランプで上から2段目のロール紙をつかみ、併せて最上段のロール紙をその上に載せて、約4m後進し、次に約5m前進させた。このとき、Aはハンドルを急に右に切ったため、車体左側に放り出された。さらにそのとき、Aが落ちた側にフォークリフトが横転したため、カウンタウエイトの下敷きとなったものである。
原因
[1] フォークリフトの最大荷重に近い重量の荷を運搬したこと。[2] 積み荷(ロール紙)を高い位置に把持したまま運転したため、フォークリフトが不安定になったこと。
[3] Aが急ハンドルを切ったため、フォークリフトがバランスを崩したこと。
対策
[1] あらかじめフォークリフトの最大荷重を正確に把握し、これを見やすい場所に表示すること。[2] ロール紙の種類ごとにその重量を倉庫内の見やすい場所に掲示し、作業者が分かりやすいようにすること。
[3] フォークリフトの運転者に対しては、実技面を含めて十分な安全教育を行うこと。
[4] あらかじめ作業方法を定め、その順序に従って作業を行うこと(例えば、2本のロール紙をいったん床上におろし、その後、ロール紙を1本ずつ運ぶことなど)。
厚生労働省