同種災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 |
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工事用モノレールの電動ウインチに使用するワイヤロープは、素線切れなど損傷の有無を作業開始前に十分点検し、確認してから使用すること。 |
2 |
工事用モノレールの台車のガイドローラーは、常に正常に回転しているか定期的に点検し、確認を行ってから使用すること。 |
3 |
工事用モノレールの台車を載せるレールについて、そのレールを支える架台をアンカー等で固定する等、レールが容易に蛇行しない設置方法となるよう適切に固定すること。 |
4 |
工事用モノレールの下方側端部など、台車が逸走する危険のある場所に、立入禁止措置を講ずること。 |
5 |
工事用モノレールを使用して作業を行うときは、電動ウインチ、ワイヤロープ、台車、レールなどの各機器の点検基準を定め、それらに基づいた適正な点検を実施すること。 |
6 |
工事用モノレールの各機器の構造や性能、操作方法、使用時の危険性などに関する安全教育を関係労働者に実施すること。 |
7 |
元請事業場による安全管理体制を整備し、作業現場の安全管理を徹底すること。 |