コンクリートパイルを搬送中に天井クレーンが逸走し、近くで作業していた被災者にコンクリートパイルが激突した
| 業種 | 窯業土石製品製造業 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業場規模 | 100〜299人 | |||||
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | クレーン | |||||
| 災害の種類(事故の型) | 激突され | |||||
| 被害者数 |
|
|||||
| 発生要因(物) | 整備不良 | |||||
| 発生要因(人) | その他の職場的原因 | |||||
| 発生要因(管理) | 運転中の機械、装置の | |||||
No.101688
発生状況
| コンクリートパイルを製造する工場において、天井クレーン(つり上げ荷重26.8トン)を用いて、コンクリートパイルを搬送する作業中、天井クレーンが逸走し、吊っていたコンクリートパイルが近くで作業していた被災者に激突した。 |
原因
| ・ | 制御装置の電磁接触器の接点が溶着し、無線式ペンダントボックスのボタンから手を放してもクレーンが動き続けたこと |
| ・ | 電磁接触器の点検を行っていなかったこと |
対策
| ・ | クレーンの検査は、定期自主検査指針に基づき、電磁接触器の接触子、継電器の接触片、コントローラー及び操作用開閉器などの点検を行い、劣化していた場合は交換すること |
| ・ | クレーンの定期自主検査を外部に依頼する場合は、必要な事項が実施されるよう具体的な指示を出し、実施結果を確認すること |
| ・ | クレーンの無線コントローラーは非常停止ボタンがあるものを用い、非常時に直ちに押せるようにすること |
厚生労働省