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労働災害事例

自動かんな盤を用いて木材を加工後に、排出された角材と排出先のコンベアとの間に挟まれた

自動かんな盤を用いて木材を加工後に、排出された角材と排出先のコンベアとの間に挟まれた
業種 木材・木製品製造業
事業場規模 5〜15人
機械設備・有害物質の種類(起因物) かんな盤
災害の種類(事故の型) はさまれ、巻き込まれ
被害者数
死亡者数:1人 休業者数:0人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 防護・安全装置が不完全
発生要因(人) その他の職場的原因
発生要因(管理) 欠陥のある機械、装置、工具、用具等を用いる

No.101687

発生状況

 被災者は、自動かんな盤を用いて木材の加工を行っていたが、自動かんな盤で加工後に排出された角材と、排出先のコンベアとの間に挟まれた。災害発生状況を見ていた者はいないが、自動かんな盤を背にして挟まれていたことから、コンベアに何らかの不具合があり、その対処のために立ち入ったところ、排出された角材に後ろから挟まれたと考えられる。

原因

 自動かんな盤から排出された角材と、コンベアの間に挟まれたこと
 電源を切らずに、自動かんな盤とコンベアの間に立ち入ったこと
 作業手順を定めていなかったこと
 安全教育を行っていないこと

対策

 自動かんな盤及びコンベアの周囲に柵等を設け、作業者が誤って立ち入らないようにすること
 出入口にインターロック付きドアを設け、立ち入る際に電源が切れるようにすること
 作業手順書を定め、自動かんな盤の柵内に立ち入るときは電源を切るようにすること
 安全教育を行うこと