カゴ台車が倒れ下敷きとなった
業種 | 道路貨物運送業 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
事業場規模 | 30〜99人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | 人力運搬機 | |||||
災害の種類(事故の型) | 崩壊、倒壊 | |||||
被害者数 |
|
|||||
発生要因(物) | 作業方法の欠陥 | |||||
発生要因(人) | 職場的原因 | |||||
発生要因(管理) | 危険な状態を作る |
No.101680
発生状況
作業員2名がカゴ台車(高さ約1.8m、幅約1.2m、奥行き約1.1m)のフレームの上に、長さ約3mの荷(重量約500kg)を載せて構内を移動させていたところ、トラックに荷を積み込む際にカゴ台車が倒れた。このとき、フレームの上に載せていた荷が作業員の上に落ち、下敷きとなり死亡した。災害発生時には、カゴ台車のカゴの中に荷はなく、フレームの上に長尺で重い荷を載せているだけだった。 |
原因
・ | カゴ台車のフレームの上に長尺で重い荷を載せていたため、重心が高くなってカゴ台車が転倒しやすくなっていたこと |
・ | 当該事業所では「長尺物の荷扱い作業マニュアル」が作成されていたが、マニュアルで禁止されている行為が日常的に行われていた |
対策
・ | 荷の形状、大きさ、重量に適した運搬設備を用意し、使用させること |
・ | マニュアルの見直し、作業実態を踏まえた必要な改訂を行い、その内容について教育訓練を行う |
・ | 定期的な構内巡視を行い、マニュアルの順守確認を行う |