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労働災害事例

圧力タンクが破裂して吹き飛んだ

圧力タンクが破裂して吹き飛んだ
業種 卸売業
事業場規模 5〜15人
機械設備・有害物質の種類(起因物) 圧力容器
災害の種類(事故の型) 破裂
被害者数
死亡者数:1人 休業者数:0人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 分類不能
発生要因(人) 職場的原因
発生要因(管理) 不安全な放置

No.101679

発生状況

 地下水を圧力タンク付きポンプで汲み上げて利用している事業場において、断水状態となった。
 この圧力タンクには空気が蓄えられており、ポンプが作動してタンク内に水が溜まると圧力が上昇する。その圧力により、ポンプが停止しているときにも水の供給を可能にする仕組みである。
 被災者がポンプや圧力タンクの状態を確認しに行ったところ、圧力タンクが破裂して吹き飛んだ。被災者は吹き飛んだ圧力タンクに弾き飛ばされ、死亡した。

原因

 圧力タンクが腐食によって著しく減肉していたため、圧力に耐えられなくなって破裂したこと

対策

 圧力タンクの腐食等の損傷を早期に把握するため、定期的に点検を行う
 通常使用時、異常時の作業標準を作成し、これを関係労働者に徹底させる
 圧力タンクを危険源としてリスクアセスメントを実施し、適切な措置を講じる