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労働災害事例

箱車トラックの荷物室に積載された車の中でエンジンをかけたまま仮眠し一酸化炭素中毒で死亡

箱車トラックの荷物室に積載された車の中でエンジンをかけたまま仮眠し一酸化炭素中毒で死亡
業種 卸売業
事業場規模 16〜29人
機械設備・有害物質の種類(起因物) 危険物、有害物等
災害の種類(事故の型) 有害物等との接触
被害者数
死亡者数:1人 休業者数:0人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 作業環境の欠陥
発生要因(人) 生理的原因
発生要因(管理) その他の不安全な行動

No.101658

発生状況

 本災害は事業者が購入したトラックを引き取り、運転して帰る陸送作業中に発生した。被災者は購入した中古トラックを引き取り、帰る途中にコンビニエンスストア駐車場で仮眠を取ろうとした。ところがトラックの暖房が効かなかったため、トラックの荷物室に載せていた社用車内に入り、エンジンをかけ社用車内で仮眠した。その後社用車内での死亡が発見された。
 荷物室は換気がほぼ出来ないシャッターを閉めた状態であった。

原因

 換気がほぼ出来ないシャッターを閉めた荷物室内で、エンジンを使用したこと
 被災者は一酸化炭素に関する安全教育を受講しておらず危険性の意識がなかったこと

対策

 自然換気が不十分な場所でエンジンを使用しないこと
 一酸化炭素の危険性・有害性に関する労働衛生教育を行うこと