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道路の夜間工事中に、トラック荷台の専用かごに乗った被災者が、路上のコーン回収時に転落して、トラックにひかれて死亡した

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発生状況
 道路の夜間工事中に、トラックの荷台左後部に取り付けた専用かごに乗り、トラックを後進させながら路上のコーンを回収していた。被災者は体を左回転させて、コーンを回収補助者に渡そうとしたところ、バランスを崩して専用かごから転落し、トラックにひかれた。トラックの運転者は、被災者の身体がトラックの下部に潜り込んだことに気がつかなかった。被災者は病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
 専用かごには、可動式手すりがあったが使用していなかった。
原因
 専用かごのうち、トラック前方に向かって右側の(体を左回転したときに支えになる)可動式手すりを使用していなかったこと
 専用かごの外に転落した際、後退中のトラック下部に身体が潜り込んだこと
 専用かごの外に転落したことを、直ちにトラック運転手に伝えることができなかったこと
 安全作業を遂行するために、災害防止の観点を踏まえた安全作業手順が示されていなかったこと
 専用かごの可動式手すりの使用に関する安全教育や、リスクアセスメントが実施されていなかったこと
対策
 専用かごを使用したコーンの回収作業の可否を再検討すること。専用かごを使用する場合でも、可動式手すりを確実に使用すること
 専用かごを使用する場合は、指揮者および作業者に対して再教育・再指導を行い、リスクアセスメントを実施して、リスクの洗い出し等を行うこと
 万一、専用かごから作業者が転落しても、後退中のトラック下部に身体の一部が潜り込むことがないように安全対策を実施すること
 コーン回収作業時には、三者(回収者・回収補助者・トラック運転者)の状況がリアルタイムで把握できるように同時通話可能な無線機の導入や、専用かごから離脱したことを直ちにトラック運転者に通知する機構の導入を検討すること
 可動式手すりを確実に使用しないと、専用かごを使用できないようにする機構の導入を検討すること
 機材貸与者は、機材の貸与時に機材の適切な使用について指導を行うこと
 規制機材を自動で設置・回収する車両等の導入推進を検討することより、本質的なリスクを低減できるように環境整備に努めること
 災害防止の観点から安全作業手順書を整備し、関係労働者に周知すること
業種 警備業
事業場規模 16〜29人
機械設備・有害物質の種類(起因物) トラック
災害の種類(事故の型) 交通事故(道路)
被害者数
死亡者数:1人 休業者数:0人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 作業方法の欠陥
発生要因(人) 職場的原因
発生要因(管理) 安全装置をはずす、無効にする
NO.101637
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