フェロシリコンマグネシウム粉砕時に静電気により粉じん爆発
| 業種 | 製鉄・製鋼・圧延業 | |||||
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| 事業場規模 | 30〜99人 | |||||
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | その他の装置、設備 | |||||
| 災害の種類(事故の型) | 爆発 | |||||
| 被害者数 |
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| 発生要因(物) | ||||||
| 発生要因(人) | ||||||
| 発生要因(管理) | ||||||
No.101622
発生状況
| 工場において、フレキシブルコンテナに詰められた状態のフェロシリコンマグネシウムの塊(インゴット)をハンマークラッシャーのホッパーに投入して粉砕する作業を行っていたところ、機械内部において静電気による粉じん爆発が起こり、それにより全身熱傷を負い死亡した。 |
原因
| ・ | 使用する固体の粉砕作業により発生する粉じんに対するリスクアセスメントが不足していたこと |
| ・ | 装置に堆積した粉じんに着火した可能性があること |
対策
| ・ | 装置内で粉体が高濃度になるような作業では、粉体の帯電や作業により発生する静電気、粉体付近の環境の湿度に十分配慮した手順を作成して実施する |
| ・ | 装置は必ず接地する |
| ・ | 作業床は帯電防止床とし、作業者は帯電防止靴、帯電防止作業服を着用する |
| ・ | 装置に堆積した粉じんの定期的な清掃を徹底する |
厚生労働省