高圧洗浄機とブロアーによる一酸化炭素中毒
業種 | 清掃・と畜業 | |||||
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事業場規模 | 30〜99人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | その他の危険物、有害物等 | |||||
災害の種類(事故の型) | 有害物等との接触 | |||||
被害者数 |
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発生要因(物) | ||||||
発生要因(人) | ||||||
発生要因(管理) |
No.101620
発生状況
温水プールのシャワー室内において、ガソリンエンジン付高圧洗浄機を使用して清掃し、同時に混合燃料用エンジン付の吹き飛ばし機(ブロアー)にて水滴を吹き飛ばす作業を行っていた。作業を行っていた2名と、同じ建物内のシャワー室から離れた廊下にて窓ガラスの清掃を行っていた別会社の清掃員1名が体調不良を訴え救急搬送され、一酸化炭素中毒と診断された。 |
原因
・ | ガソリンや軽油等を燃料として使用するエンジン付き装置からは不完全燃焼で一酸化炭素が発生するが、その対策のための換気を怠ったこと |
対策
・ | 適切な作業計画を検討し、作成する |
・ | 手持ち工具やフォークリフト、可搬型発電機のように同様のエンジンを使用している場合は、十分に換気を行う |
・ | エンジン付き装置の台数や使用時間を踏まえ。十分な換気が行われるよう検討し、送風機や換気扇の使用を行う |
・ | 作業者ならびに直接作業に関わらない人は、一酸化炭素濃度が高いエンジン排気の風下になるべく立たないようにする |
・ | エンジン付きの工具、装置、発電機を稼働しているときに頭痛や吐き気を感じた場合は、すぐに排気の影響のない場所へ退避し、換気が終わるまで戻らない |