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医薬品原料中間体が付着した保湿材を外す作業中、3-ビニル[1、4]ベンゾジオキシノ[2、3-c]ピリダジンのしぶきを受け皮膚炎で入院

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発生状況
 被災者は医薬品原薬の中間体である3-ビニル [1、4] ベンゾジオキシノ [2、3-c] ピリダジン(以下「VDP」という。)の濡れ拭き掃除及び中間体が付着した保温材を外す作業を行っていた。保温材を外す作業中、中間体のしぶきを少量、顎に受け、翌日、首に軽度の水泡を発症した。2週間後、手・腕にかぶれが認められ、その3日後には首・額にも同様の症状が現れたため、病院で治療を行ったものの症状が改善せず、転院したところ入院加療となった。作業者は、保護帽、保護メガネ、作業衣、手袋を着用していたが、経皮ばく露のおそれのない、不浸透性の保護具ではなかった。定常作業については、使用する化学物質、作業標準に対してのリスクアセスメントを実施していたが、被災者が実施した作業は非定常作業であったため、作業標準が定められておらず、リスクアセスメントも実施されていなかった。
原因
1 適切な保護具未着用
2 保護具管理不足・点検不備
3 リスクアセスメント不足
4 作業標準書・マニュアルの不備
5 緊急時マニュアル未作成
6 作業環境管理不足
7 作業者の危険有害性認識不足
8 作業主任者・管理責任者等の指示内容の不備
9 作業主任者・管理責任者等の危険有害性認識不足
10 作業中の濃度測定未実施
対策
1 VDPを含有するろ液を取り扱う際には、経皮ばく露のおそれのない不浸透性の保護衣、保護手袋及び保護長靴を着用すること。
2 VDPの粉体を取り扱う作業について、大気中への飛散量を低減させる作業方法とすること。
3 VDPの粉じんが舞う作業において着用した保護具(呼吸用保護具、保護衣等を取り外す際、保護具表面に付着したVDPの飛散を防ぐため、水洗する等の措置を講じること。
4 危険有害性が不明である化学物質については、危険有害性が高いとみなして、当該化学物質の物性、製造量、取扱量、作業の頻度、作業の態様等を勘案して作業環境管理に係る措置、作業管理に係る措置、その他必要な措置を講じること。
業種 化学工業
事業場規模 100〜299人
機械設備・有害物質の種類(起因物) その他の起因物
災害の種類(事故の型) 有害物等との接触
被害者数
死亡者数:0人 休業者数:1人
不休者数:4人 行方不明者数:0人
発生要因(物)
発生要因(人)
発生要因(管理)
NO.101574
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