亜鉛溶射吹き付け作業中、亜鉛ヒュームを吸引
業種 | 金属製品製造業又は金属加工業 | |||||
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事業場規模 | 16〜29人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | その他の装置、設備 | |||||
災害の種類(事故の型) | 有害物等との接触 | |||||
被害者数 |
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発生要因(物) | ||||||
発生要因(人) | ||||||
発生要因(管理) |
No.101572
発生状況
工場において、社長と所属労働者4名がアーク溶射機を使用して、鋼材(H鋼 最大長さ:4m)に亜鉛溶射吹き付け作業を行っている時、労働者4名が亜鉛ヒュームを吸引し、帰宅後に発熱、吐き気等があったもの。当初、溶射従事者はエアラインマスクを使用する予定であったが、マスクとコンプレッサを繋ぐホースの連結部が異なって接続できなかったため、全員が使い捨て式防じんマスクを着用して、交替しながら作業を実施した。 |
原因
1 | 適切な呼吸用保護具未着用 |
2 | 呼吸用保護具管理不足・点検不備 |
3 | 安全衛生教育未実施 |
4 | 作業主任者・管理責任者等の職務不履行 |
対策
1 | 溶射作業周辺等の亜鉛ヒュームにばく露するおそれがある場所において、エアラインマスク等、より有効な呼吸用保護具を着用して作業を実施すること。 |
2 | 亜鉛等のヒュームをばく露することによって発症する金属熱について、関係労働者へ注意喚起を促すとともに応急措置が取れるよう教育を行うこと。 |