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労働災害事例

大型ソーラーパネル工事で高さ13mの箇所で作業中、足を掛けていた鉄骨または根がらみから足を滑らせ地上まで墜落して死亡した。

大型ソーラーパネル工事で高さ13mの箇所で作業中、足を掛けていた鉄骨または根がらみから足を滑らせ地上まで墜落して死亡した。
業種 その他の建築工事業
事業場規模 1〜4人
機械設備・有害物質の種類(起因物) 建築物、構築物
災害の種類(事故の型) 墜落、転落
建設業のみ 工事の種類
災害の種類
被害者数
死亡者数:1人 休業者数:0人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 防護措置・安全装置の欠陥
発生要因(人) 職場的原因
発生要因(管理) 安全措置の不履行

No.101525

発生状況

 4名の作業員で大型ソーラーパネル建造物裏側の鉄骨の塗装前準備作業(養生)を行っていた。被災者は高さ13mの仮設足場とソーラーパネルとの間の開口部(115cm)の箇所で養生作業を実施中、足を載せていた鉄骨(幅5cm)または根がらみ(径4.8cm)から足を滑らせて地上まで墜落し、脳挫傷のため死亡した。

原因

 この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
 作業する床に落下防止網を張り、労働者に安全帯を使用させるなどの墜落防止措置を講じず、本来足を載せる箇所でない鉄骨及び根がらみの上に足を載せて養生作業を行ったこと。

対策

 類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。
 作業する床の下に落下防止網を張り、労働者に安全帯を使用させるなどの墜落防止措置を講ずること。また、作業床を設置し、鉄骨や根がらみに足を乗せて体を支えるような無理な姿勢の作業をなくすこと。