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労働災害事例

外国人派遣作業員が、プレス機作業中、プレス機内に右手を差し込んだ状態で、起動ペダルを踏み、右手首を切断した。

外国人派遣作業員が、プレス機作業中、プレス機内に右手を差し込んだ状態で、起動ペダルを踏み、右手首を切断した。
業種 派遣業
事業場規模 16〜29人
機械設備・有害物質の種類(起因物) プレス機械
災害の種類(事故の型) はさまれ、巻き込まれ
被害者数
死亡者数:0人 休業者数:1人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 防護措置・安全装置の欠陥
発生要因(人) 職場的原因
発生要因(管理) 安全措置の不履行

No.101511

発生状況

 経験1ヶ月の外国人作業員(女性、派遣作業員)が、パソコンデスク昇降部レールの曲げ作業中、プレス機内部に手を差し込んだ状態で、起動ペダルを踏んだため作動したプレスで右手首を切断した。

原因

 この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
 プレス機作動時に右手を入れたこと。
 回転機械やプレス機などは、作動中に手を入れてはいけないとの教育は当然なされているのであろうが、経験浅く、日本人と習慣も異なる外国作業員が、つい作業途中に手を入れてしまった。被災者は経験1ヶ月しかなく、安全作業手順に習熟していなかった。

対策

 類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。
 作業ゾーンに手を入れた場合に設備を停止するインターロック機構を設置すること。ソフト面での対策だけでは不十分で、設備面での対策を講じることが必要である。