コックコートの袖が、モルダーのシューターに引っかかり、手がローラーに巻き込まれた
| 業種 | 食品加工業 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業場規模 | 16〜29人 | |||||
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | 食品加工用機械 | |||||
| 災害の種類(事故の型) | はさまれ、巻き込まれ | |||||
| 被害者数 |
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| 発生要因(物) | 保護具、服装等の欠陥 | |||||
| 発生要因(人) | 職場的原因 | |||||
| 発生要因(管理) | 保護具、服装の欠陥 | |||||
No.101459
発生状況
| 製造室にてモルダーを使用し、パンの生地を成型している際、コックコートの折り返した袖がシューターに引っ掛かり、手がローラーに巻き込まれた。 |
原因
| この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
| 1 | コックコートの袖をまくって製造作業を行っていた為、袖を折り返した箇所がシューターに引っかかったこと。 |
| 2 | モルダーのローラーに手が届く構造であったこと。 |
| 3 | モルダーにパンの生地を投入する際、必要に応じてトレイやヘラ等を使用せず、手でパン生地を投入していたこと。 |
対策
| 類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | |
| 1 | 各労働者のサイズに合ったコックコートを着用させ、手首リブをはめ、腕まくり等を行わないように徹底すること。 |
| 2 | モルダーの生地投入部安全カバーを深くし、ローラーに手が届かないようにすること。 |
| 3 | モルダーにパンの生地を投入する際、必要に応じてトレイやヘラ等を使用すること。 |
| 4 | 食品製造機械を使用する際の作業手順書を作成し、労働者に対し、機械災害防止のための安全教育、指導を十分に行うこと。 |
厚生労働省