洗濯物を持ち、脱衣所に向かっていたところ、扇風機の電源コードにつまずき、転倒した
| 業種 | 社会福祉施設 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業場規模 | 30〜99人 | |||||
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | 通路 | |||||
| 災害の種類(事故の型) | 転倒 | |||||
| 被害者数 |
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| 発生要因(物) | 物の置き方、作業場所の欠陥 | |||||
| 発生要因(人) | 職場的原因 | |||||
| 発生要因(管理) | 不安全な放置 | |||||
No.101453
発生状況
| デイサービスのホールにて、洗濯物を持ち、脱衣所に向かっていたところ、扇風機の電源コードにつまずき、床に膝を強打し、骨折した。 |
原因
| この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
| 1 | 扇風機の電源コードが、歩行する床にあったこと。 |
| 2 | 被災者は、足元がよく見えないほどの洗濯物を抱え込んでいたこと。 |
| 3 | 被災者は、周辺にいる施設利用者に気をとられ、電源コードに足を引っかけたこと。 |
対策
| 類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | |
| 1 | 扇風機の電源コードは、足を引っかけてしまうことがないように、歩行する床に放置しないこと。 |
| 2 | 配線を、床に固定した躓きにくい形状のモールで覆うこと。 |
| 3 | ホールに洗濯物等の物を運ぶ際は、足元が見えないほど抱え込むことはせず、足元をよく見て歩くこと。 |
| 4 | 転倒災害防止のための指針を整備し、労働者に徹底させること。 |
| 5 | 転倒災害防止のための委員会等を組織し、職場における安全衛生教育や研修を定期的に実施すること。 |
厚生労働省