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労働災害事例

配食作業を行っていたところ、廊下にて、サンダルの先が床に引っかかり、転倒した

配食作業を行っていたところ、廊下にて、サンダルの先が床に引っかかり、転倒した
業種 その他の小売業
事業場規模 30〜99人
機械設備・有害物質の種類(起因物) 通路
災害の種類(事故の型) 転倒
被害者数
死亡者数:0人 休業者数:1人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 保護具、服装等の欠陥
発生要因(人) 職場的原因
発生要因(管理) 保護具、服装の欠陥

No.101450

発生状況

 教室前の廊下にて、食器等が積まれている台車を用いて配食作業を行っていた際、次の台車を取りに調理場へ戻ろうとしたところ、サンダルを履いて作業していたため、サンダルの先が床に引っかかり、バランスを崩し転倒し、顔を床に打ちつけ負傷した。

原因

 この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
1 台車を用いて配食作業等を行う際、上履き等の靴に履き替えず、サンダル履きで作業を行っていたこと。
2 調理場へ急ぎ戻ろうとするあまり、足元の床のつまずきやすい箇所への注意が疎かになっていたこと。

対策

 類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。
1 事業場において、履物を含む適切な服装等のルールを取り決め、調理場から廊下等に移動し作業を行う際は、上履き等履きやすく、つま先部に高さのあるつまずきにくい靴を着用させること。
2 台車を用いる際は、足元の凹凸、段差、滑りやすさ等に十分注意し、作業を行うこと。
3 事業場にて、安全衛生活動を行う者を選任し、転倒災害防止のため、労働者に対し、職場における安全衛生教育や研修を十分に実施すること。