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労働災害事例

パレットに積まれているダンボールを下ろそうとしたところ、足を滑らせ、転倒した

パレットに積まれているダンボールを下ろそうとしたところ、足を滑らせ、転倒した
業種 印刷業
事業場規模 100〜299人
機械設備・有害物質の種類(起因物) 荷姿の物
災害の種類(事故の型) 転倒
被害者数
死亡者数:0人 休業者数:1人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 作業方法の欠陥
発生要因(人) 職場的原因
発生要因(管理) 不安全な放置

No.101443

発生状況

 工場内にて、被災者は、パレットに積まれているダンボールを下ろす際、誤って足を滑らせ、転倒し、予備のパレットに胴体を打ち付け、助骨を骨折した。

原因

 この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
1 高い位置に積まれているダンボールを下ろす際、複数で作業せず、一人で作業を行ったこと。
2 高い位置に積まれているダンボールや、重いダンボールを下ろす際、リフター等を使用していなかったこと。
3 作業スペースと予備のパレットを置く場所が区別されておらず、予備のパレットが作業スペースの付近に置いてあったこと。

対策

 類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。
1 高い位置に積まれているダンボール等の荷物を下ろす際、必要に応じて複数の作業者で行うか、若しくはリフター等を使用し、無理な姿勢にならないような作業方法で行うこと。
2 作業スペースと予備のパレットの置き場所を区別し、整理整頓を徹底すること。
3 転倒災害防止のため、労働者に対し、職場における安全衛生教育や研修を十分に実施すること。