仕上がったクリーニング物を車両に積み込んでいた際、凍っていた地面に足を滑らせ、転倒した
| 業種 | クリーニング業 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業場規模 | 16〜29人 | |||||
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | その他の環境等 | |||||
| 災害の種類(事故の型) | 転倒 | |||||
| 被害者数 |
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| 発生要因(物) | 作業環境の欠陥 | |||||
| 発生要因(人) | 職場的原因 | |||||
| 発生要因(管理) | 安全措置の不履行 | |||||
No.101440
発生状況
| 被災者は、仕上がったクリーニング物を車両に積み込んでいた際、凍っていた地面に足を滑らせ、転倒し、身体をかばおうと手をついたところ、手首を骨折した。 |
原因
| この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
| 1 | 仕上がったクリーニング物を積み込む際、作業者は、地面がよく見えないほどのクリーニング物を抱えていたこと。 |
| 2 | 地面が凍結し、滑りやすくなっていたこと。 |
対策
| 類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | |
| 1 | 滑りにくい履物を着用すること。 |
| 2 | クリーニング物を運ぶ際は、足元が見える程度に抱えて歩行すること。 |
| 3 | 仕上がったクリーニング物を車両に運ぶ際の通路に、滑り防止のためのマットを敷く等、転倒防止の措置を講じること。 |
| 4 | 仕上がったクリーニング物を車両に運ぶ際、台車等を使用すること。 |
| 5 | 転倒災害防止のため、労働者に対し、職場における安全衛生教育や研修を十分に実施すること。 |
厚生労働省