被災者は、自転車で新聞配達中、国道にて大型トラックと衝突した
業種 | 新聞販売業 | |||||
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事業場規模 | 5〜15人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | トラック | |||||
災害の種類(事故の型) | 交通事故(道路) | |||||
被害者数 |
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発生要因(物) | 保護具、服装等の欠陥 | |||||
発生要因(人) | 職場的原因 | |||||
発生要因(管理) | その他の不安全な行為 |
No.101437
発生状況
国道交差点にて、自転車で新聞配達中の被災者が、横断歩道から7メートル先の地点で交差点を斜めに横切った際、後方から制限速度が毎時30キロメートルのところを毎時50数キロメートルで走行してきた大型トラックと衝突し、被災者は自転車ごと倒れた。 尚、大型トラックは衝突地点の約30m手前で被災者を発見し、ブレーキをかけたが間に合わず衝突した。 |
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
1 | 大型トラックの運転者が、制限速度を毎時20キロメートル以上超過する速度で走行していたこと。 |
2 | 新聞配達に従事する者に、反射ベストや保護帽を着用させていなかったこと。 |
3 | 事業場において、安全衛生活動を行う者が選任されておらず、安全衛生活動が行われていなかったこと。 |
対策
類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | |
1 | 新聞配達に従事する者に対しては、反射ベストや保護帽を着用させること。 |
2 | 自転車にリフレクターや反射テープを貼り、早朝や夜間に(自動車の運転者から)発見されやすくすること。 |
3 | 安全衛生活動を行う者を選任し、配達区域における危険マップを作成し、交通労働災害防止のための安全衛生教育の実施や安全意識の高揚を図るなど、効果的な安全衛生活動を実施すること。 |