訪問介護サービス中、利用者宅の台所にて足を滑らせ、転倒し、後頭部を打った
業種 | 医療保健業 | |||||
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事業場規模 | 5〜15人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | 起因物なし | |||||
災害の種類(事故の型) | 転倒 | |||||
被害者数 |
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発生要因(物) | その他及び不安全な状態がないもの | |||||
発生要因(人) | 分類不能 | |||||
発生要因(管理) | その他及び不安全な行動のないもの |
No.101436
発生状況
被災者は、訪問介護サービス中、利用者宅の台所にて昼食を調理していた。調理中、何らかの事情によりキッチンマット上で転倒し、後頭部を強く打ちつけた。ほどなく、被災者は、仰向けに倒れているところを、介護サービスの利用者に発見された。 被災者の意識があったため、しばらく安静にした後に帰宅した。帰宅後、頭痛と足のしびれを訴えたため、病院に救急搬送されたが、その後意識を失い、死亡した。 |
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
1 | 災害発生時の状況を目撃した者はいないが、転倒による頭蓋内損傷が死因とされていることや災害発見時の状況により、被災者は昼食の調理中に、何らかの事情によりキッチンマット上でバランスを崩して後方に転倒し、後頭部を強打したと判断される。 |
対策
類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | |
1 | ヒヤリハット情報や定期的な職場巡視の記録に基づき、危険箇所や不安全行動を洗い出し、それに対するリスクの低減措置を講じること。 |
2 | 滑りにくい履物を着用すること。 |
3 | 転倒災害防止のための安全衛生教育の実施や、自主的な学習のための支援を通じ、労働者の意識啓発を行うこと。 |