工場内廃棄物焼却炉の吹きつけ作業中に薬傷
| 業種 | その他の建築工事業 | |||||
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| 事業場規模 | 16〜29人 | |||||
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | 有害物 | |||||
| 災害の種類(事故の型) | 有害物等との接触 | |||||
| 建設業のみ | 工事の種類 | |||||
| 災害の種類 | ||||||
| 被害者数 |
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| 発生要因(物) | 物自体の欠陥 | |||||
| 発生要因(人) | ||||||
| 発生要因(管理) | 保護具、服装の欠陥 | |||||
No.101435
発生状況
| 被災者ら3名の作業者は、化学工場内における廃棄物焼却炉の定期補修工事で、耐火物へ耐火物の硬化時間促進剤である急結剤の吹付け作業を行っていた。その際、ノズルとホースの接続部から飛散した強アルカリの急結剤が作業者3名の皮膚に付着したことにより、3名とも薬傷(化学性皮膚炎)を負った。これによる休業等はなかった。 |
原因
| 1 | 作業計画書に安全作業に係る指示・留意事項が記載されていなかったこと。 |
| 2 | 作業者に必要な安全衛生教育が行われていないこと。 |
| 3 | 液体が浸透しない保護具など、適切な保護具を選定していなかったこと。 |
| 4 | 使用する薬剤のSDSが交付等されていなかったこと。 |
| 5 | 災害発生当日に、作業指揮者が出勤出来ず作業体制が変更となったにも関わらず、代替措置や対応策を協議・打合せすることなく作業を実施したこと。 |
対策
| 1 | 作業計画書に、安全作業に係る指示・留意事項を記載するとともに、現場の体制における各担当者の役割を明確化すること。 |
| 2 | 作業に応じた適切な保護具を選定し、労働者に着用させること。 |
| 3 | 健康障害を生ずるおそれのある物質を提供する場合には、SDS等を提供先に確実に交付等すること。 |
| 4 | 適切な安全衛生教育を実施すること。 |
厚生労働省