積み込み作業を行っていたところ、誤ってトラックの荷台から転落した
業種 | 貨物取扱業 | |||||
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事業場規模 | 30〜99人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | 動力運搬機 | |||||
災害の種類(事故の型) | 墜落、転落 | |||||
被害者数 |
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発生要因(物) | 保護具、服装等の欠陥 | |||||
発生要因(人) | 職場的原因 | |||||
発生要因(管理) | 保護具、服装の欠陥 |
No.101398
発生状況
被災者は、養鶏用の飼料運送のため出荷口へ向かった。しばらく経過した後、他の出荷口で作業していた作業員が、被災者のトラックが停車している出荷口で、一向に積み込み作業が行われていないことを不審に思い当該出荷口へ出向いたところ、トラックの横に倒れている被災者を発見した。 被災者は積み込み作業を行っていたところ、誤ってトラックの荷台から転落したと推測される。目撃者がいないため、被災者が、積み込み作業のどの段階で転落したか不明であるが、発見時、トラックの飼料投入口の扉が開いており、操作盤のスイッチは押されていなかったことから、投入口の扉を開いた段階で転落した可能性が高いと推測される。 |
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
1 | 高さ約3mの墜落の危険があるトラックの荷台上で作業を行うにあたり、安全帯を使用していなかったこと。 |
2 | 最大積載重量13トンのトラックの荷台上で作業を行うにあたり、保護帽を着用していなかったこと。 |
3 | 被災者を含む作業者に対し、トラックの荷台上で作業を行わせるにあたり、保護帽及び安全帯が適切に使用されていることを確認、管理していなかったこと。 |
対策
類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | |
1 | トラックの荷台上の作業においては、必ず安全帯を使用すること。 |
2 | トラックの荷台上の作業においては、必ず保護帽を着用すること。 |
3 | 作業者に対し、保護帽及び安全帯の使用の徹底を図ること。 |