未舗装道路をフォークリフトで走行中、路肩から下の畑にフォークリフトごと転落した
業種 | 農林業 | |||||
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事業場規模 | 1〜4人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | 動力運搬機 | |||||
災害の種類(事故の型) | 墜落、転落 | |||||
被害者数 |
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発生要因(物) | 作業環境の欠陥 | |||||
発生要因(人) | 心理的原因 | |||||
発生要因(管理) | 運転の失敗(乗物) |
No.101396
発生状況
被災者は、幅員約3mの直線の未舗装路を、空荷の状態でフォークリフト(積載重量1.5t)を走行中、路肩から約50cm下の畑にフォークリフトごと転落し、フォークリフトのフレームと地面の間に、頭部及び頸部をはさまれた。 尚、遠くから目撃した者によれば、「フォークリフトは、ゆっくりと畑側に倒れていった」とのこと。 また、現場検証を行った警察によれば、転倒したフォークリフトのギアはバックに入っていた様子があり、災害発生時、被災者はバックギアにてフォークリフトを切り返した可能性があるとのこと。 一方、交通課によれば、被災場所の市道には轍があり、市道の中央はやや盛り上がって雑草が生い茂っていたことから、フォークリフトの車高に鑑み、中央の盛り上がった部分を避けて左側を路肩に寄った状態で走行し、転落した可能性もあるとのこと。 |
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
1 | 未舗装の市道上をフォークリフトで走行しており、バランスを崩しやすい状態であったこと。 |
2 | フォークリフトを切り返している最中の操作ミスの可能性があること。 |
3 | フォークリフトを左側の路肩に寄せて走行していた可能性があること。 |
4 | シートベルトを着用していなかったこと。 |
5 | 上位頸椎を損傷していることから、挟まれた方向によっては、保護帽の着用により被害を防げた可能性があること。 |
6 | 晴天時の朝、北西から南東へ向かって走行している最中の災害であることから、太陽の光で目がくらみ、目測を誤った可能性があること。 |
対策
類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | |||||||||||
1 | フォークリフトの運転は、最大荷重に合った資格を有している労働者に行わせること。 | ||||||||||
2 | 整地されていない道を走行しない。 | ||||||||||
3 | フォークリフトの運転作業を行わせる際は、市道を走行させる場合であっても、フォークリフト作業計画に準じた計画書を作成すること。また、計画書には、以下の点を含めるよう検討すること。
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