ベッドのシーツ交換を行っていた際、ベッドの奥に体勢を伸ばそうとしたところ、バランスを崩し、腰を痛めた
業種 | 保健・衛生業 | |||||
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事業場規模 | 300〜999人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | その他の仮設物、建築物、構築物等 | |||||
災害の種類(事故の型) | 動作の反動、無理な動作 | |||||
被害者数 |
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発生要因(物) | 作業方法の欠陥 | |||||
発生要因(人) | 職場的原因 | |||||
発生要因(管理) | その他及び不安全な行動のないもの |
No.101386
発生状況
被災者は、高齢者施設の居室において、入居者のベッドのシーツ交換を行っていた。シーツを伸ばすためベッドの奥に体勢を伸ばそうとしたところ、バランスを崩し、腰を痛めた。病院を受診したところ、急性腰痛症と診断された。 |
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
1 | ベッドの奥に体勢を伸ばした際、不自然な姿勢となったこと。 |
対策
類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | |
1 | シーツ交換においては、膝をベッド上について作業する、2人で作業を行う等の方法により、腰にかかる負担を軽減すること。 |
2 | マットレスに被せるタイプの「ボックス型シーツ」への変更や、ベッドを壁につけず対側にも入ることができる作業空間の確保を検討すること。 |