パイローラーの掃除をしようと、ローラーをタオルで拭いていたところ、回転しているローラーに挟まれた
業種 | 卸売業・小売業 | |||||
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事業場規模 | 16〜29人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | ロール機(印刷ロール機を除く。) | |||||
災害の種類(事故の型) | はさまれ、巻き込まれ | |||||
被害者数 |
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発生要因(物) | 防護措置・安全装置の欠陥 | |||||
発生要因(人) | 分類不能 | |||||
発生要因(管理) | 防護・安全装置を無効にする |
No.101306
発生状況
被災者はパイローラーを使用してパン生地を伸ばす作業を行っていたが、当該作業が終了したためパイローラーの掃除をしようとローラーをタオルで拭いていたところ、回転しているローラーに右手を挟まれ負傷したもの。 |
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
1 | 被災者がパイローラーの清掃作業を行う際に安全カバーを取り外し、当該カバーのインターロック機能を無効化した状態でローラーの運転を停止させることなく清掃作業を行ったこと。 |
2 | ローラーの清掃作業を行う際の作業手順について、店長が被災者に対してローラーの運転を停止させた状態で清掃を行うよう口頭では教育をしていたが、作業手順書は作成しておらず、作業手順を順守することが徹底されていなかったこと。 |
対策
同災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | ||
1 | パイローラーの清掃作業を行う際は、当該ローラーの運転が停止した状態で作業を行わせること。 | |
2 | パイローラーの清掃作業について上記(1)の事項を含む作業手順書を作成し、関係労働者へ周知、徹底させること。 |