平砥石をフレキシブルシャフトグラインダーに取付け、電源を入れたところ、砥石が破裂し、破片が被災者の防災面を突き破った
業種 | 非鉄金属鋳物製造業 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
事業場規模 | 30〜99人 | |||||
機械設備・有害物質の種類(起因物) | 研削盤 | |||||
災害の種類(事故の型) | 飛来、落下 | |||||
被害者数 |
|
|||||
発生要因(物) | 防護措置・安全装置の欠陥 | |||||
発生要因(人) | 分類不能 | |||||
発生要因(管理) | 防護・安全装置を無効にする |
No.101305
発生状況
プロペラ翼端の研磨作業を行うため、フレキシブルシャフトグラインダーに使用する平砥石の外観検査、打音検査の後、当該機械に取付け、左手でグラインダーの根元を持ち、試運転を行うため電源を入れたところ、空転中の砥石が突然破裂し、その破片が被災者の防災面を突き破って顔面に当たり、負傷した。 |
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
1 | 今回、平砥石が破裂した原因は不明である。 |
2 | フレキシブルシャフトグラインダーに取付けられていた覆い(研削砥石の覆い)について、研削盤等構造規格を具備していないものを使用していたこと。 |
3 | 親事業場が、研削盤等構造規格を具備していないグラインダーを、関係請負人に貸与し、使用させていたこと。 |
対策
同災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | ||
1 | 研削盤等構造規格を具備したグラインダーを使用すること。 | |
2 | 平砥石の使用方法について、「取扱方法、点検方法、試運転、保管方法」等に係る、作業マニュアル等を見直し、関係労働者に周知徹底させること。 |