旋盤で製作部品を加工するため、回転する部品に紙ヤスリを当てていたところ、巻き込まれた
| 業種 | 金属加工機械製造業 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業場規模 | 30〜99人 | |||||
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | 旋盤 | |||||
| 災害の種類(事故の型) | はさまれ、巻き込まれ | |||||
| 被害者数 |
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| 発生要因(物) | 保護具、服装等の欠陥 | |||||
| 発生要因(人) | 分類不能 | |||||
| 発生要因(管理) | その他及び不安全な行動のないもの | |||||
No.101304
発生状況
| 工場内において、被災者が施盤製作部品を加工するため、回転する部品に紙ヤスリを当てていたところ、左手が巻き込まれた。被災者は軍手を着用していた。 |
原因
| この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。 | |
| 1 | 施盤で回転する部品に直接紙ヤスリを当てていたこと。 |
| 2 | 被災者が、軍手を着用したまま施盤作業を行っていたこと。 |
| 3 | 施盤作業に係る作業手順書を作成していなかったこと。 |
対策
| 同災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。 | ||
| 1 | 施盤作業において研磨を行う際には、紙ヤスリでなく、電動工具の使用を徹底すること。 | |
| 2 | 巻き込まれを防止するために、軍手着用を禁止すること。 | |
| 3 | 注意事項について、見やすい場所に掲示すること。 | |
| 4 | 施盤作業におけるリスクの洗い出しを行い、その低減対策に基づいて作業手順書を作成し、教育徹底を図るよう指導すること。 | |
厚生労働省