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建設業におけるリスクアセスメントのすすめ方

参考3

4 実施時期

実施時期については、事業場のトップが導入を決意し、取組みを作業者に表明した時点がリスクアセスメントのスタートです。そして、店社では、その安全衛生リーダーが中心となって、リスクアセスメントマニュアル(進め方の手引書)を作成し、現場のリーダーや職長等の支援の下に、現状の作業手順や標準的な工法等からリスクアセスメントを進めます。また、設備(仮設を含む)・機械・材料の新規使用又は変更時、新工法の採用又は在来施工法の変更時等においては、その都度、リスクアセスメントを実施します。さらに、請負契約時に生産条件が付加され、作業方法等に制約を受ける場合は、直にリスクアセスメントを実施していきます。

一般的には、作業計画作成時にその作業計画のリスクアセスメンを行い、実施結果を計画に反映させます。事故や労働災害発生時にも、リスクアセスメントを実施し再度評価する必要があります。

一方、建設現場は、単品生産であり作業場所が変り注文者が異なるので、工事ごとにリスクアセスメンを実施します。現場は、職長(作業リーダー)を中心に施工着手前に「まずは、リスクアセスメントをやってみよう」ということで、危険と思われる作業・作業場所を対象として絞り込み、できるところからリスクアセスメントを始めてみます。 安全衛生計画作成時点では、全ての災害防止措置が網羅されたわけではありませんので、 施工中であっても、作業前に、リスクアセスメントを実施し、必要な改善を行っていくことが大切です。

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