食品加工作業におけるリスクアセスメントのすすめ方：職場のあんぜんサイト

リスク低減措置は、法令に定められた事項がある場合にはそれを必ず実施するとともに、次に掲げる優先順位で検討し（可能な限り高い優先順位のもの）、実施することが重要です。

危険な作業の廃止・変更、危険性や有害性の低い材料への代替、より安全な施行方法への変更など

ガード、インターロック、局所排気装置等の設置など

マニュアルの整備、立ち入り禁止措置、ばく露管理、教育訓練など

上記1 ～ 3 の措置を十分に講じることができず、除去・低減しきれなかったリスクに対して実施するものに限られます。

費用、時間、労力なども勘案し、可能な限り優先順位の高いリスク低減措置を実施するようにしてください。

機械設備や装置を改善したり、原材料を変更したりすれば、発生するけがの重篤度は下がります。一般的に作業手順の見直しや保護具の着用といった人に委ねる対策だけでは重篤度は下がらないと解釈します。

リスクレベルがⅥまたはⅢと高い場合は、人の行動に委ねない機械・設備の変更や原材料の変更がぜひとも必要です。