(1) 特定の進め方
- ●作業標準等に基づき、あらかじめ定めた分類に則して、「危険性・有害性」を特定します。
- ●例えば、転倒災害が生ずるおそれのある「肉の脂分が付着した床」をあらかじめ「危険性・有害性」の分類に挙げていたものとします。
- ●作業標準などに基づき、作業に影響のある位置にある「肉の脂分が付着した床」を特定します。
(2) 表現の仕方
- リスクの見積もりは、予想される負傷・疾病の対象者と内容を明確に予測した上で行います。
「〜が」、「〜によって」、「〜して」、「〜する」などのように表現しましょう。
例
作業者が、材料を補充するため作業場内を横切ろうとしたとき、床に付着していた肉の脂分を踏んでしまい、滑って転倒し、腕を骨折する。
なお、以下に「危険性・有害性の分類【例】」、「発生のおそれのある災害【例】」、「職場で感じた危険体験メモ【例】」を紹介しましたので参考にしてください。