| ホーム > GHSモデル SDS情報 |
| 1.化学物質等及び会社情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質等の名称 | 4−アリル−1,2−ジメトキシベンゼン (4-Allyl-1,2dimethoxybenzene) | ||
| 製品コード | 20B0517 | ||
| 会社名 | ○○○○株式会社 | ||
| 住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
| 電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| 緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
| メールアドレス | |||
| 推奨用途及び使用上の制限 | 香料・香科中間体 | ||
| 2.危険有害性の要約 | |||
|---|---|---|---|
| GHS分類 | |||
| 分類実施日 | H18.9.20 (環境に対する有害性はH18.3.31)、GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)を使用 | ||
| 物理化学的危険性 | 火薬類 | 分類対象外 |
|---|---|---|
| 可燃性・引火性ガス | 分類対象外 | |
| 可燃性・引火性エアゾール | 分類対象外 | |
| 支燃性・酸化性ガス類 | 分類対象外 | |
| 高圧ガス | 分類対象外 | |
| 引火性液体 | 区分外 | |
| 可燃性固体 | 分類対象外 | |
| 自己反応性化学品 | 分類できない | |
| 自然発火性液体 | 区分外 | |
| 自然発火性固体 | 分類対象外 | |
| 自己発熱性化学品 | 分類できない | |
| 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | |
| 酸化性液体 | 分類対象外 | |
| 酸化性固体 | 分類対象外 | |
| 有機過酸化物 | 分類対象外 | |
| 金属腐食性物質 | 分類できない | |
| 健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
| 急性毒性(経皮) | 分類できない | |
| 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | |
| 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | |
| 急性毒性(吸入:粉じん) | 分類対象外 | |
| 急性毒性(吸入:ミスト) | 分類できない | |
| 皮膚腐食性・刺激性 | 区分3 | |
| 眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 | 区分2B | |
| 呼吸器感作性 | 分類できない | |
| 皮膚感作性 | 分類できない | |
| 生殖細胞変異原性 | 区分外 | |
| 発がん性 | 区分1B | |
| 生殖毒性 | 分類できない | |
| 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 分類できない | |
| 特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 区分2(血液系 肝臓 副腎 顎下腺 胃 ) | |
| 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | |
| 環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 区分3 |
| 水生環境慢性有害性 | 区分外 |
| ラベル要素 | |||
|---|---|---|---|
| 絵表示又はシンボル | ![]() ![]() | ||
| 注意喚起語 | 危険 | ||
| 危険有害性情報 | 飲み込むと有害 | ||
| 軽度の皮膚刺激 | |||
| 眼刺激 | |||
| 発がんのおそれ | |||
| 長期又は反復ばく露による胃、肝臓、血液系、副腎、顎下腺の障害のおそれ | |||
| 水生生物に有害 | |||
| 注意書き | |||
| 【安全対策】 | |||
| 使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
| すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 | |||
| この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 | |||
| 適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
| ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
| 取扱い後はよく手を洗うこと。 | |||
| 環境への放出を避けること。 | |||
| 【応急措置】 | |||
| 飲み込んだ場合、口をすすぐこと。 | |||
| 飲み込んだ場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | |||
| 眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | |||
| 眼に入った場合、眼の刺激が持続する場合は医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 皮膚に付着した場合、皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを求めること。 | |||
| ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。 | |||
| 気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 | |||
| 【保管】 | |||
| 施錠して保管すること。 | |||
| 【廃棄】 | |||
| 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。 | |||
| 3.組成及び成分情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質 | |||
| 化学名又は一般名 | 4−アリル−1,2−ジメトキシベンゼン | ||
| 別名 | メチルオイゲノール (Methyl eugenol) | ||
| 分子式(分子量) | C11H14O2 (178.23) | ||
| 化学特性(示性式又は構造式) | ![]() | ||
| CAS番号: | 93-15-2 | ||
| 官報公示整理番号(化審法・安衛法) | 化審法:(3)-638 安衛法:4-(14)-2 | ||
| 分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
| 濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
| 4.応急措置 | |||
|---|---|---|---|
| 吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 | ||
| 皮膚に付着した場合 | 水と石鹸で洗うこと。 | ||
| 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | |||
| 目に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | ||
| 眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
| 医師の手当、診断を受けること。 | |||
| 5.火災時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 消火剤 | 泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
| 使ってはならない消火剤 | 棒状放水、水噴霧 | ||
| 特有の危険有害性 | 火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | ||
| 消火水は汚染を引き起こすおそれがある。 | |||
| 特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
| 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 | |||
| 移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。 | |||
| 消火を行う者の保護 | 消火作業の際は、空気呼吸器を含め適切な防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
| 6.漏出時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び保護措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 | ||
| 全ての着火源を取り除く。 | |||
| 近傍での喫煙、火花や火炎の禁止。 | |||
| 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | |||
| 関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
| 風上に留まる。 | |||
| 密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
| 環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
| 回収・中和 | 漏洩物を掃き集めて密閉できる空容器に回収し、後で廃棄処理する。 | ||
| 残留物は乾燥した土、砂や粉砕した石灰石で覆い、密閉できる空容器に回収する。 | |||
| 封じ込め及び浄化方法・機材 | 危険でなければ漏れを止める。 | ||
| 二次災害の防止策 | 排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。 | ||
| 7.取扱い及び保管上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 取扱い | |||
| 技術的対策 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 | ||
| 局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
| 安全取扱い注意事項 | 使用前に使用説明書を入手すること。 | ||
| すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 | |||
| この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 | |||
| 取扱い後はよく手を洗うこと。 | |||
| 飲み込みを避けること。 | |||
| 眼に入れないこと。 | |||
| 皮膚との接触を避けること。 | |||
| ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
| 環境への放出を避けること。 | |||
| 接触回避 | データなし | ||
| 保管 | |||
| 技術的対策 | データなし | ||
| 混触危険物質 | データなし | ||
| 保管条件 | 施錠して保管すること。 | ||
| 容器包装材料 | 消防法で規定されている容器を使用する。 | ||
| 8.ばく露防止及び保護措置 | |||
|---|---|---|---|
| 管理濃度 | 未設定 | ||
| 許容濃度(ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
| 日本産衛学会(2007年版) | 未設定 | ||
| ACGIH(2007年版) | 未設定 | ||
| 設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
| ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。 | |||
| 保護具 | |||
| 呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
| 手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
| 眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
| 皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣、顔面用の保護具を着用すること。 | ||
| 衛生対策 | この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 | ||
| 取扱い後はよく手を洗うこと。 | |||
| 9.物理的及び化学的性質 | |||
|---|---|---|---|
| 物理的状態 | |||
| 形状 | 液体 | ||
| 色 | 無色〜微黄色 | ||
| 臭い | 甘い特有の臭い | ||
| pH | データなし | ||
| 融点・凝固点 | -2℃ : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008) | ||
| 沸点、初留点及び沸騰範囲 | 254.7℃ : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008) | ||
| 引火点 | 99℃ (密閉式) : NFPA (13th, 2002) | ||
| 自然発火温度 | データなし | ||
| 燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
| 爆発範囲 | データなし | ||
| 蒸気圧 | 0.012mmHg (25℃) (外挿値) : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008) | ||
| 蒸気密度 | データなし | ||
| 蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
| 比重(密度) | 1.0396g/cm3 (20℃) : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008) | ||
| 溶解度 | 水 500mg/L (25℃) (実測値) : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008) | ||
| オクタノール・水分配係数 | logPow=3.03 : PHYSPROP Database (2005) | ||
| 分解温度 | データなし | ||
| 粘度 | データなし | ||
| 粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
| 最小発火エネルギー | データなし | ||
| 体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
| 10.安定性及び反応性 | |||
|---|---|---|---|
| 安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
| 危険有害反応可能性 | 加熱分解し、刺激性の煙と刺激臭を発生する。 | ||
| 避けるべき条件 | データなし | ||
| 混触危険物質 | データなし | ||
| 危険有害な分解生成物 | データなし | ||
| 11.有害性情報 | |||
|---|---|---|---|
| 急性毒性 | |||
| 経口 | ラットを用いた経口投与試験のLD50 1,179 mg/kg (PATTY (4th, 1999))から、区分4とした。 | ||
| 経皮 | データ不足のため分類できない。 | ||
| 吸入 | 吸入(ガス): | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 | |
| 吸入(蒸気): | データなし | ||
| 吸入(ミスト): | データなし | ||
| 皮膚腐食性・刺激性 | PATTY (4th, 1999)のウサギを用いた皮膚刺激性試験において「軽微」との報告が得られたことから、区分3とした。 | ||
| 眼に対する重篤な損傷・刺激性 | PATTY (4th, 1999)のウサギを用いた眼刺激性試験において「軽微」との報告が得られたことから、区分2Bとした。 | ||
| 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: HSDB (2002)のヒトへの健康影響の記述にて、マキシマイゼーション法の結果「陰性」との報告が得られているが、報告が1件しかなかったことから、分類できないとした。 | ||
| 生殖細胞変異原性 | NTP DB (Access on May 2006)の記述から、経世代変異原性試験なし、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験(小核試験)で陰性、であることから「区分外」とした。 | ||
| 発がん性 | NTP TR491(2000)に毒性試験データの記述があり、NTP (2005)でRに分類されているが、他に既存分類がないため、専門家の判断に従い、区分1Bとした。 | ||
| 生殖毒性 | データ不足のため分類できない | ||
| 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | データなし | ||
| 特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 実験動物については、「肝臓に肝細胞肥大、卵形細胞過形成、胆管過形成(雌)、嚢胞変性、腺胃で神経分泌細胞の過形成、萎縮が見られた」、「血小板増加。血清アラニンアミノトランスフェラーゼおよびソルビトール脱水素酵素活性の上昇は肝細胞の傷害を示唆している。副腎皮質の肥大および/もしくは顎下腺の細胞質変性が増加」、「腺胃の傷害が増加している」(NTP TR491 (2000))等の記述があることから、肝臓、胃、副腎、顎下腺が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分2(肝臓、胃、副腎、顎下腺)とした。 | ||
| 吸引性呼吸器有害性 | データなし | ||
| 12.環境影響情報 | |||
|---|---|---|---|
| 水生環境急性有害性 | 魚類(ヒメダカ)の96時間LC50=14mg/L(環境省生態影響試験、2003)から、区分3とした。 | ||
| 水生環境慢性有害性 | 急速分解性があり(BODによる分解度:89%(既存化学物質安全性点検データ))、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow=3.03(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分外とした。 | ||
| 13.廃棄上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 残余廃棄物 | 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | ||
| 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 | |||
| 廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を充分告知の上処理を委託する。 | |||
| 本製品を含む廃液及び洗浄排水を直接河川等に排出したり、そのまま埋め立てたり投棄することは避ける。 | |||
| 汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
| 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
| 14.輸送上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 国際規制 | |||
| 海上規制情報 | 該当しない | ||
| 航空規制情報 | 該当しない | ||
| UNNo. | 該当しない | ||
| 国内規制 | |||
| 陸上規制情報 | 該当しない | ||
| 海上規制情報 | 該当しない | ||
| 航空規制情報 | 該当しない | ||
| 15.適用法令 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) | 第2種指定化学物質(法第2条第3項、施行令第2条別表第2)(政令番号:2-8) | ||
| 消防法 | 第4類危険物第3石油類 | ||
| 16.その他の情報 | |||
|---|---|---|---|
| 参考文献 | 各データ毎に記載した。 | ||