ホーム > GHSモデル SDS情報 |
1.化学物質等及び会社情報 | |||
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化学物質等の名称 | アルシン (Arsine)、(別名:ヒ化水素) | ||
製品コード | 20B0312 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
メールアドレス | |||
推奨用途及び使用上の制限 | |||
2.危険有害性の要約 | |||
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分類実施日 | H21.3.18、政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版)を使用 |
物理化学的危険性 | 火薬類 | 分類対象外 |
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可燃性・引火性ガス | 区分1 | |
可燃性・引火性エアゾール | 分類対象外 | |
支燃性・酸化性ガス類 | 区分外 | |
高圧ガス | 液化ガス | |
引火性液体 | 分類対象外 | |
可燃性固体 | 分類対象外 | |
自己反応性化学品 | 分類対象外 | |
自然発火性液体 | 分類対象外 | |
自然発火性固体 | 分類対象外 | |
自己発熱性化学品 | 分類対象外 | |
水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | |
酸化性液体 | 分類対象外 | |
酸化性固体 | 分類対象外 | |
有機過酸化物 | 分類対象外 | |
金属腐食性物質 | 分類できない | |
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
急性毒性(経皮) | 分類できない | |
急性毒性(吸入:ガス) | 区分1 | |
急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | |
急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | |
急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | |
皮膚腐食性・刺激性 | 分類できない | |
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 | 分類できない | |
呼吸器感作性 | 分類できない | |
皮膚感作性 | 分類できない | |
生殖細胞変異原性 | 分類できない | |
発がん性 | 区分1A | |
生殖毒性 | 分類できない | |
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 区分1(中枢神経系腎臓肝臓血液系心血管系呼吸器) | |
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 区分1(血液系) | |
吸引性呼吸器有害性 | 区分外 | |
環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 分類できない |
水生環境慢性有害性 | 分類できない |
ラベル要素 | |||
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絵表示又はシンボル | |||
注意喚起語 | 危険 | ||
危険有害性情報 | 極めて可燃性・引火性の高いガス | ||
加圧ガス:熱すると爆発するおそれ | |||
吸入すると生命に危険 | |||
発がんのおそれ | |||
肝臓、血液系、呼吸器、心血管系、腎臓、中枢神経系の障害 | |||
長期又は反復ばく露による血液系の障害 | |||
注意書き | |||
【安全対策】 | |||
使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 | |||
熱、火花、裸火のような着火源から遠ざけること。−禁煙。 | |||
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 | |||
取扱い後はよく手を洗うこと。 | |||
ガスを吸入しないこと。 | |||
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。 | |||
適切な呼吸用保護具を着用すること。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
【応急措置】 | |||
漏洩ガス火災の場合、漏洩が安全に停止されない限り消火しないこと。 | |||
漏洩ガス火災の場合、安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 | |||
吸入した場合、直ちに医師に連絡すること。 | |||
ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。 | |||
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 | |||
【保管】 | |||
換気の良い場所で保管すること。 | |||
日光から遮断し、換気の良い場所で保管すること。 | |||
施錠して保管すること。 | |||
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。 | |||
【廃棄】 | |||
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質 | |||
化学名又は一般名 | アルシン | ||
別名 | |||
分子式 (分子量) | AsH3(77.946) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 7784-42-1 | ||
官報公示整理番号(化審法・安衛法) | (1)-1207 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 | ||
直ちに医師に連絡すること。 | |||
皮膚に付着した場合 | 気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 | ||
目に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。 | ||
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 | |||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 漏洩ガス火災の場合、漏洩が安全に停止されない限り消火しないこと。 | ||
使ってはならない消火剤 | |||
特有の危険有害性 | 火災によって刺激性、腐食性及び/又は毒性のガスを発生するおそれがある。 | ||
特有の消火方法 | 危険でなければ,漏洩を安全に停止する。 | ||
危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | |||
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 | |||
移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。 | |||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び保護措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 | ||
漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。 | |||
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | |||
関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
風上に留まる。 | |||
密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
全ての着火源を取り除く。 | |||
環境に対する注意事項 | |||
回収・中和 | データなし | ||
封じ込め及び浄化方法・機材 | データなし | ||
二次災害の防止策 | 危険でなければ,安全に漏洩を安全に停止する。 | ||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 | ||
局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 使用前に使用説明書を入手すること。 | ||
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 | |||
ガスを吸入しないこと。 | |||
排気用の換気を行うこと。 | |||
保管 | |||
技術的対策 | 専用の高圧ガス容器に保管する。 | ||
容器は保安上1年以内にご使用の上、速やかに販売事業者に返却すること(高圧ガス保安協会指針)。 | |||
混触危険物質 | データなし | ||
保管条件 | 施錠して保管すること。 | ||
容器を密閉して冷乾所にて保存すること。 | |||
容器包装材料 | 床面に沿って換気。 | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
日本産衛学会(2007年版) | 0.01ppm(0.032mg/m3) / 最大値:0.1ppm(0.32mg/m3) | ||
ACGIH(2007年版) | 0.005ppm (TWA) | ||
設備対策 | ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。 | ||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 | |||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 気体 | ||
色 | 無色 | ||
臭い | 特異臭 | ||
pH | データなし | ||
融点・凝固点 | -117℃: NITE (Access on Oct.2008) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | -62.5℃: ICSC (2004) | ||
引火点 | データなし | ||
自然発火温度 | データなし | ||
燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
爆発範囲 | 4.5 vol % 〜 78 vol % : ICSC (Access on Oct.2008) | ||
蒸気圧 | 11000 mm Hg at 20℃: NITE (Access on Oct.2008) | ||
蒸気密度 | 2.7(空気=1): ICSC (Access on Oct.2008) | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
比重(密度) | データなし | ||
溶解度 | 0.28g/L at 20℃: NITE (Access on Oct.2008) | ||
オクタノール・水分配係数 | 0.68: PhysProp (Access on Oct.2008) | ||
分解温度 | データなし | ||
粘度 | データなし | ||
粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
最小発火エネルギー | データなし | ||
体積抵抗率(導電率) | データなし |
アルシンとして | |||
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融点・凝固点 | -117℃: NITE (Access on Oct.2008) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | -62.5℃: ICSC (2004) | ||
爆発範囲 | 4.5 vol % 〜 78 vol % : ICSC (Access on Oct.2008) | ||
蒸気圧 | 11000 mm Hg at 20℃: NITE (Access on Oct.2008) | ||
蒸気密度 | 2.7(空気=1): ICSC (Access on Oct.2008) | ||
溶解度 | 0.28g/L at 20℃: NITE (Access on Oct.2008) | ||
オクタノール・水分配係数 | 0.68: PhysProp (Access on Oct.2008) | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
危険有害反応可能性 | 物理的危険性:空気より重く地面に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。また流動、攪拌などにより静電気が発生することがある。化学的危険性:加熱、光、湿気の影響により分解して、有毒なヒ素ヒュームを発生する。強力な酸化剤と反応し爆発の危険をもたらす。衝撃、摩擦、振動を加えると爆発的に分解する。 | ||
避けるべき条件 | データなし | ||
混触危険物質 | データなし | ||
危険有害な分解生成物 | データなし | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | データなし | ||
経皮 | データなし | ||
吸入 | 吸入(ガス): | ラットを用いた吸入ばく露(ガス)試験のLC50 16.2ppm(4時間換算)から、区分1とした。 | |
吸入(蒸気): | GHSの定義による気体であるため、蒸気での吸入は想定されず、分類対象外とした。 | ||
吸入(粉じん): | GHSの定義による気体であるため、粉じん・ミストでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 | ||
吸入(ミスト): | GHSの定義による気体であるため、粉じん・ミストでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 | ||
皮膚腐食性・刺激性 | データなし | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | データなし | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データなし | ||
生殖細胞変異原性 | データなし 健康有害性については、【ID1075、ヒ酸ナトリウム、CAS:13464-38-5】、【ID1088、亜ヒ酸ナトリウム、CAS:7784-46-5】、【ID54、砒素、CAS:7440-38-2】、【ID55、三酸化二ヒ素(亜ヒ酸)、CAS:1327-53-3】 も参照のこと。 | ||
発がん性 | IARC(1987)で1(ARSENIC AND ARSENIC COMPOUNDSとして)に、NTP(2005)でK(Arsenic Compounds, Inorganicとして)に分類されていることから区分1Aとした。 | ||
生殖毒性 | データなし 健康有害性については、【ID1075、ヒ酸ナトリウム、CAS:13464-38-5】、【ID1088、亜ヒ酸ナトリウム、CAS:7784-46-5】、【ID54、砒素、CAS:7440-38-2】、【ID55、三酸化二ヒ素(亜ヒ酸)、CAS:1327-53-3】 も参照のこと。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | ヒトについては、「短時間内の溶血性貧血と悪心、頭痛、貧血、ヘモグロビンレベルの低下、皮膚の赤色斑、黄疸、ヘモグロビン尿、ショック等の臨床症状」(IARC 84 (2004))、「肺水腫と急性循環障害」、「急性溶血発症20日後肝炎」(CICAD 47 (2002))、「溶血と腎障害」(ACGIH (7th, 2001))等の記述、実験動物については、「26ppmばく露群においてヘマトクリット値が10.5%低下」(CICAD 47 (2002))等の記述があることから、中枢神経系、血液系、心血管系、呼吸器、肝臓、腎臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(中枢神経系、血液系、心血管系、呼吸器、肝臓、腎臓)とした。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | ヒトについては、「ヘモグロビン値が32g/Lに低下し(赤血球に)塩基性斑が出現した」(IARC 84 (2004))の記述、実験動物については、「貧血(ヘモグロビン、ヘマトクリット、赤血球数の減少)」(CICAD 47 (2002))の記述があることから、血液系が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(血液系)とした。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | 分類対象外 |
アルシンとして | |||
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急性毒性:経口 | データなし | ||
急性毒性:経皮 | データなし | ||
急性毒性:吸入(ガス) | ラットを用いた吸入ばく露(ガス)試験のLC50 16.2ppm(4時間換算)から、区分1とした。 | ||
急性毒性:吸入(蒸気) | GHSの定義による気体であるため、蒸気での吸入は想定されず、分類対象外とした。 | ||
急性毒性:吸入(粉じん) | GHSの定義による気体であるため、粉じん・ミストでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 | ||
急性毒性:吸入(ミスト) | GHSの定義による気体であるため、粉じん・ミストでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 | ||
皮膚腐食性・刺激性 | データなし | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | データなし | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データなし | ||
生殖細胞変異原性 | データなし 健康有害性については、【ID1075、ヒ酸ナトリウム、CAS:13464-38-5】、【ID1088、亜ヒ酸ナトリウム、CAS:7784-46-5】、【ID54、砒素、CAS:7440-38-2】、【ID55、三酸化二ヒ素(亜ヒ酸)、CAS:1327-53-3】 も参照のこと。 | ||
発がん性 | IARC(1987)で1(ARSENIC AND ARSENIC COMPOUNDSとして)に、NTP(2005)でK(Arsenic Compounds, Inorganicとして)に分類されていることから区分1Aとした。 | ||
生殖毒性 | データなし 健康有害性については、【ID1075、ヒ酸ナトリウム、CAS:13464-38-5】、【ID1088、亜ヒ酸ナトリウム、CAS:7784-46-5】、【ID54、砒素、CAS:7440-38-2】、【ID55、三酸化二ヒ素(亜ヒ酸)、CAS:1327-53-3】 も参照のこと。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | ヒトについては、「短時間内の溶血性貧血と悪心、頭痛、貧血、ヘモグロビンレベルの低下、皮膚の赤色斑、黄疸、ヘモグロビン尿、ショック等の臨床症状」(IARC 84 (2004))、「肺水腫と急性循環障害」、「急性溶血発症20日後肝炎」(CICAD 47 (2002))、「溶血と腎障害」(ACGIH (7th, 2001))等の記述、実験動物については、「26ppmばく露群においてヘマトクリット値が10.5%低下」(CICAD 47 (2002))等の記述があることから、中枢神経系、血液系、心血管系、呼吸器、肝臓、腎臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(中枢神経系、血液系、心血管系、呼吸器、肝臓、腎臓)とした。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | ヒトについては、「ヘモグロビン値が32g/Lに低下し(赤血球に)塩基性斑が出現した」(IARC 84 (2004))の記述、実験動物については、「貧血(ヘモグロビン、ヘマトクリット、赤血球数の減少)」(CICAD 47 (2002))の記述があることから、血液系が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(血液系)とした。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | 分類対象外 | ||
12.環境影響情報 | |||
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水生環境急性有害性 | データがなく分類できない。 | ||
水生環境慢性有害性 | データがなく分類できない。 | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | |||
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国際規制 | |||
海上規制情報 | IMOの規定に従う。 | ||
航空規制情報 | 輸送禁止 | ||
UN No. | 2188 | ||
Proper Shipping Name. | Arsine | ||
Class | 2.3 | ||
国内規制 | |||
陸上規制情報 | 毒劇法の規制に従う。 | ||
消防法の規制に従う。 | |||
海上規制情報 | 船舶安全法の規定に従う。 | ||
航空規制情報 | 輸送禁止 | ||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | ||
緊急時応急措置指針番号 | 119 | ||
15.適用法令 | |||
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労働安全衛生法 | 危険物・可燃性のガス(施行令別表第1第5号) | ||
名称等を表示すべき危険有害物(法第57条、施行令第18条別表第9) 名称等を通知すべき危険有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9) リスクアセスメントを実施すべき危険有害物(法第57条の3) | |||
毒物及び劇物取締法 | 毒物(指定令第1条)(政令番号:23) | ||
大気汚染防止法 | 優先取組物質 (中央環境審議会答申) | ||
水質汚濁防止法 | 有害物質(法第2条、令第2条、排水基準を定める省令第1条) | ||
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) | 第1種指定化学物質、特定第1種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1条別表第1、施行令第4条)(政令番号:1-252) | ||
消防法 | 貯蔵等の届出を要する物質(法第9条の3・危険物令第1条の10五別表1−8・平元省令2号第1条) | ||
船舶安全法 | 高圧ガス・毒性高圧ガス | ||
航空法 | 高圧ガス・毒性高圧ガス | ||
港則法 | 高圧ガス・毒性高圧ガス | ||
労働基準法 | 疾病化学物質(法第75条第2項、施行規則第35条・別表第1の2第4号1・昭53労告36号) | ||
がん原性化学物質(法第75条第2項、施行規則第35条別表第1の2第7号) | |||
道路法 | 車両の通行の制限(施行令第19条の13、、日本道路公団公示) | ||
下水道法 | 水質基準物質(法第12条の2第2項、施行令第9条の4) | ||
廃棄物の処理及び清掃に関する法律 | 特別管理産業廃棄物(法第2条第5項、施行令第2条の4) | ||
16.その他の情報 | |||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 |