| ホーム > GHSモデル SDS情報 |
| 1.化学物質等及び会社情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質等の名称 | ジクロロエチレン (Dichloroethylene) | ||
| 製品コード | 20B0129 | ||
| 会社名 | ○○○○株式会社 | ||
| 住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
| 電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| 緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
| メールアドレス | |||
| 推奨用途及び使用上の制限 | 他の塩素系溶剤の合成原料、染料・香料・樹脂等の低温抽出溶剤(シス体及びトランス体、1,2−ジクロロエチレン)高分子合成における単量体として、塩化ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸エステルとの共重合用(1,1‐ジクロロエチレン) | ||
| 2.危険有害性の要約 | |||
|---|---|---|---|
| GHS分類 | |||
| 分類実施日 | H18.6.20 (環境に対する有害性についてはH18.3.31)GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) | ||
| 物理化学的危険性 | 火薬類 | 分類対象外 |
|---|---|---|
| 可燃性・引火性ガス | 分類対象外 | |
| 可燃性・引火性エアゾール | 分類対象外 | |
| 支燃性・酸化性ガス類 | 分類対象外 | |
| 高圧ガス | 分類対象外 | |
| 引火性液体 | 区分1(1,1-体) | |
| 引火性液体 | 区分2(1,2-体) | |
| 可燃性固体 | 分類対象外 | |
| 自己反応性化学品 | 分類できない(1,1-体) | |
| 自己反応性化学品 | 区分外(1,2-体) | |
| 自然発火性液体 | 区分外 | |
| 自然発火性固体 | 分類対象外 | |
| 自己発熱性化学品 | 分類できない | |
| 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | |
| 酸化性液体 | 分類対象外 | |
| 酸化性固体 | 分類対象外 | |
| 有機過酸化物 | 分類対象外 | |
| 金属腐食性物質 | 分類できない(1,1-体およびトランス1,2-体) | |
| 金属腐食性物質 | 区分外(シス1,2-体) | |
| 健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
| 急性毒性(経皮) | 分類できない | |
| 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | |
| 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | |
| 急性毒性(吸入:粉じん) | 分類対象外 | |
| 急性毒性(吸入:ミスト) | 分類できない | |
| 皮膚腐食性・刺激性 | 分類できない | |
| 眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 | 分類できない | |
| 呼吸器感作性 | 分類できない | |
| 皮膚感作性 | 分類できない | |
| 生殖細胞変異原性 | 分類できない | |
| 発がん性 | 分類できない | |
| 生殖毒性 | 区分2 | |
| 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 分類できない | |
| 特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 分類できない | |
| 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | |
| 環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 分類できない |
| 水生環境慢性有害性 | 分類できない |
| ラベル要素 | |||
|---|---|---|---|
| 絵表示又はシンボル | ![]() ![]() | ||
| 注意喚起語 | 危険 | ||
| 危険有害性情報 | 極めて引火性の高い液体および蒸気 | ||
| 引火性の高い液体および蒸気 | |||
| 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い | |||
| 注意書き | |||
| 【安全対策】 | |||
| 使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
| すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 | |||
| 熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 | |||
| 容器を密閉しておくこと。 | |||
| 容器を接地すること、アースをとること。 | |||
| 防爆型の電気機器、換気装置、照明機器を使用すること。 | |||
| 火花を発生させない工具を使用すること。 | |||
| 静電気放電に対する予防措置を講ずること。 | |||
| 適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
| 適切な保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。 | |||
| 【応急措置】 | |||
| ばく露又はその懸念がある場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 皮膚(または髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類をすべて脱ぐこと、取り除くこと。皮膚を流水、シャワーで洗うこと。 | |||
| 火災の場合には適切な消火方法をとること。 | |||
| 【保管】 | |||
| 施錠して保管すること。 | |||
| 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 | |||
| 【廃棄】 | |||
| 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。 | |||
| 国・地域情報 | |||
| 3.組成及び成分情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質 | |||
| 化学名又は一般名 | ジクロロエチレン | ||
| 別名 | ジクロロエテン (Dichloroethene) | ||
| 分子式(分子量) | C2H2Cl2(96.94) | ||
| 化学特性(示性式又は構造式) | |||
| CAS番号: | 25323-30-2 | ||
| 官報公示整理番号(化審法・安衛法) | (2)-103 | ||
| 分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
| 濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
| 4.応急措置 | |||
|---|---|---|---|
| 吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
| 皮膚に付着した場合 | 皮膚(または髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類をすべて脱ぐこと、取り除くこと。皮膚を流水、シャワーで洗うこと。 | ||
| 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 目に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。 | ||
| 眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
| 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | |||
| 予想される急性症状及び遅発性症状 | データなし | ||
| 最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
| 応急措置をする者の保護 | データなし | ||
| 医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
| 5.火災時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 消火剤 | 泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
| 使ってはならない消火剤 | 水噴霧、棒状放水 | ||
| 特有の危険有害性 | Pと明示された物質は熱せられたり火災に巻き込まれると、爆発的に重合するおそれがある。 | ||
| 加熱により容器が爆発するおそれがある。 | |||
| 極めて燃え易い:熱、火花、火災で容易に発火する。 | |||
| 下水溝に流れ込むと火災・爆発の危険がある。 | |||
| 蒸気が着火源まで達し、フラッシュバックするおそれがある。 | |||
| 蒸気は空気と爆発性混合気を形成する。 | |||
| 火災時に刺激性、腐食性及び又は毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
| 屋内、屋外または下水溝中で蒸気爆発を起こすおそれがある。 | |||
| 特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
| 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 | |||
| 大火災の場合、無人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消火する。これが不可能な場合には、その場所から避難し、燃焼させておく。 | |||
| 消火の効果がないおそれがある場合は散水する。 | |||
| 消火を行う者の保護 | 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。 | ||
| 6.漏出時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | ||
| 関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
| すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 | |||
| 漏洩物を取り扱うとき用いる全ての設備は接地する。 | |||
| 漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。 | |||
| 関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
| 作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び保護措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 | |||
| 環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
| 回収・中和 | 吸収したものを集めるとき、きれいな帯電防止工具を用いる。 | ||
| 物質を吸込み又は掃き取って廃棄用容器に入れること。 | |||
| 不活性材料(例えば、乾燥砂又は土等)で流出物を吸収して、化学品廃棄容器に入れる。 | |||
| 封じ込め及び浄化方法・機材 | 物質を固化して掻き取る。 | ||
| 本製品は水に浮かぶため火災の危険がある。可能ならば、浮いている製品を封じ込めるよう努める。 | |||
| 除去後、汚染現場を水で完全に洗浄する。 | |||
| 二次災害の防止策 | すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 | ||
| 7.取扱い及び保管上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 取扱い | |||
| 技術的対策 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 | ||
| 局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
| 安全取扱い注意事項 | 使用前に使用説明書を入手すること。 | ||
| すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 | |||
| 取扱い後はよく手を洗うこと。 | |||
| 熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 | |||
| 容器を密閉しておくこと。 | |||
| 容器を接地すること、アースをとること。 | |||
| 防爆型の電気機器、換気装置、照明機器を使用すること。 | |||
| 火花を発生させない工具を使用すること。 | |||
| 静電気放電に対する予防措置を講ずること。 | |||
| この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
| 皮膚と接触しないこと。 | |||
| 接触回避 | データなし | ||
| 保管 | |||
| 技術的対策 | 消防法の規制に従う。 | ||
| 混触危険物質 | データなし | ||
| 保管条件 | 施錠して保管すること。 | ||
| 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 | |||
| 容器を密閉して冷乾所にて保存すること。 | |||
| 容器包装材料 | データなし | ||
| 8.ばく露防止及び保護措置 | |||
|---|---|---|---|
| 管理濃度 | 150ppm(1,2-体) | ||
| 許容濃度(ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
| 日本産衛学会(2007年版) | 150ppm(1,2-体), 590mg/m3(1,2-体) | ||
| ACGIH(2007年版) | 200ppm(1,2-体) | ||
| 設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
| 空気中の濃度を制御するには、一般適正換気で十分である。 | |||
| 特別な換気要求事項はない。 | |||
| 保護具 | |||
| 呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
| 手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
| 眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
| 皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
| 衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
| 9.物理的及び化学的性質 | |||
|---|---|---|---|
| 物理的状態 | |||
| 形状 | 液体 | ||
| 色 | データなし | ||
| 臭い | データなし | ||
| pH | データなし | ||
| 融点・凝固点 | データなし | ||
| 沸点、初留点及び沸騰範囲 | 32℃ (1,1-体) : ICSC (2004)、48.7℃ (トランス1,2-体) : Lide (84th,2003)、 | ||
| 60℃ (シス1,2-体) : ICSC (2003) | |||
| 引火点 | -25℃ (密閉式) (1,1-体) : ICSC (2004) | ||
| 6℃ (密閉式) (シス1,2-体) : ICSC (2003) | |||
| 2-4℃ (密閉式) (トランス1,2-体) : ICSC (2003) | |||
| 自然発火温度 | 570℃ (1,1-体) : ICSC (2004)、460℃ (1,2-体) : ICSC (2003) | ||
| 燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
| 爆発範囲 | データなし | ||
| 蒸気圧 | データなし | ||
| 蒸気密度 | データなし | ||
| 蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
| 比重(密度) | データなし | ||
| 溶解度 | データなし | ||
| オクタノール・水分配係数 | データなし | ||
| 分解温度 | データなし | ||
| 粘度 | データなし | ||
| 粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
| 最小発火エネルギー | データなし | ||
| 体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
| 10.安定性及び反応性 | |||
|---|---|---|---|
| 安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
| 危険有害反応可能性 | データなし | ||
| 避けるべき条件 | データなし | ||
| 混触危険物質 | データなし | ||
| 危険有害な分解生成物 | データなし | ||
| 11.有害性情報 | |||
|---|---|---|---|
| 急性毒性 | |||
| 経口 | データなし | ||
| 経皮 | データなし | ||
| 吸入 | 吸入(ガス): | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 | |
| 吸入(蒸気): | データなし | ||
| 吸入(ミスト): | データなし | ||
| 皮膚腐食性・刺激性 | データなし | ||
| 眼に対する重篤な損傷・刺激性 | データなし | ||
| 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データなし | ||
| 生殖細胞変異原性 | データなし | ||
| 発がん性 | データなし | ||
| 生殖毒性 | HSDB (2005)の記述から、親動物での一般毒性に関する記述はないが、次世代に心奇形がみられていることから、区分2とした。 | ||
| 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | データなし | ||
| 特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | データなし | ||
| 吸引性呼吸器有害性 | データなし | ||
| 12.環境影響情報 | |||
|---|---|---|---|
| 水生環境急性有害性 | データがなく分類できない。 | ||
| 水生環境慢性有害性 | データがなく分類できない。 | ||
| 13.廃棄上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
| 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
| 汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
| 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
| 14.輸送上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 国際規制 | |||
| 海上規制情報 | IMOの規制に従う。 | ||
| 航空規制情報 | ICAO/IATAの規制に従う。 | ||
| UNNo. | 1150 | ||
| ProperShippingName. | 1,2-Dichloroethylene | ||
| Class | 3 | ||
| 国内規制 | |||
| 陸上規制情報 | 消防法の規制に従う。 | ||
| 海上規制情報 | 船舶安全法の規制に従う。 | ||
| 航空規制情報 | 航空法の規制に従う。 | ||
| 特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | ||
| 食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | |||
| 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | |||
| 重量物を上積みしない。 | |||
| 緊急時応急措置指針番号 | 130P | ||
| 15.適用法令 | |||
|---|---|---|---|
| 労働安全衛生法 | 名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9)(政令番号:9-241) | ||
| 消防法 | 第4類危険物第1石油類 | ||
| 船舶安全法 | 引火性液体類 | ||
| 航空法 | 引火性液体 | ||
| 港則法 | 引火性液体類 | ||
| 16.その他の情報 | |||
|---|---|---|---|
| 参考文献 | 各データ毎に記載した。 | ||