安全データシート
|
クロロフェノール
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
作成日2003年 5月6日
|
|
|
|
|
改定日2006年 9月15日
|
|
1.化学物質等及び会社情報 |
|
|
|
|
|
化学物質等の名称: |
クロロフェノール |
|
|
製品コード: |
○○○ |
|
会社名: |
○○○○株式会社 |
|
|
住所: |
東京都△△区△△町△丁目△△番地 |
|
|
電話番号: |
03-1234-5678 |
|
|
緊急時の電話番号: |
03-1234-5678 |
|
|
FAX番号: |
03-1234-5678 |
|
|
メールアドレス: |
|
|
|
|
|
推奨用途及び使用上の制限: |
o-体:染料中間物・農薬の原料 |
|
|
|
|
m-体:医薬、農薬中間体、窒素含有繊維の染色、H酸性の指示薬、接着剤と耐熱性樹脂原料 |
|
|
|
|
p-体:染料中間物・殺菌剤、化粧品原料(防腐剤) |
|
クロロフェノール(CAS 25167-80-0)にはo, m, p-体の3種類の異性体があり、CAS番号はそれぞれ、95-57-8、108-43-0、106-48-9である。各々個別に分類し、記述する。 |
【o-クロロフェノール】
|
|
2.危険有害性の要約 |
|
|
|
|
|
GHS分類 |
|
|
|
|
|
|
物理化学的危険性 |
火薬類 |
分類対象外 |
|
|
|
|
可燃性・引火性ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
可燃性・引火性エアゾール |
分類対象外 |
|
|
|
|
支燃性・酸化性ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
高圧ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
引火性液体 |
区分4 |
|
|
|
|
可燃性固体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
自己反応性化学品 |
分類対象外 |
|
|
|
|
自然発火性液体 |
分類できない |
|
|
|
|
自然発火性固体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
自己発熱性化学品 |
分類できない |
|
|
|
|
水反応可燃性化学品 |
分類対象外 |
|
|
|
|
酸化性液体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
酸化性固体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
有機過酸化物 |
分類対象外 |
|
|
|
|
金属腐食性物質 |
分類できない |
|
|
人健康有害性 |
急性毒性(経口) |
区分4 |
|
|
|
|
急性毒性(経皮) |
区分4 |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:気体) |
分類対象外 |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:蒸気) |
区分2 |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:粉じん) |
分類対象外 |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:ミスト) |
分類できない |
|
|
|
|
皮膚腐食性・刺激性 |
区分1A-1C |
|
|
|
|
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 |
区分1 |
|
|
|
|
呼吸器感作性 |
分類できない |
|
|
|
|
皮膚感作性 |
分類できない |
|
|
|
|
生殖細胞変異原性 |
区分外 |
|
|
|
|
発がん性 |
区分2 |
|
|
|
|
生殖毒性 |
区分2 |
|
|
|
|
特定標的臓器・全身毒性 |
区分1(中枢神経系)
区分3(気道刺激性) |
(単回ばく露) |
|
|
|
|
特定標的臓器・全身毒性 |
区分2(中枢神経系、肝臓) |
(反復ばく露) |
|
|
|
|
吸引性呼吸器有害性 |
分類できない |
|
|
環境有害性 |
水生環境急性有害性 |
分類できない |
|
|
|
|
水生環境慢性有害性 |
分類できない |
|
ラベル要素 |
|
|
|
|
|
|
絵表示又はシンボル: |
|
|
|
注意喚起語: |
危険 |
|
|
危険有害性情報: |
可燃性液体 |
|
|
|
|
飲み込むと有害(経口) |
|
|
|
|
皮膚に接触すると有害(経皮) |
|
|
|
|
吸入すると生命に危険(蒸気) |
|
|
|
|
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 |
|
|
|
|
重篤な眼の損傷 |
|
|
|
|
発がんのおそれの疑い |
|
|
|
|
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い |
|
|
|
|
中枢神経系の障害 |
|
|
|
|
呼吸器への刺激のおそれ |
|
|
|
|
長期又は反復ばく露による中枢神経系、肝臓の障害のおそれ |
|
|
注意書き: |
【安全対策】 |
|
|
|
|
使用前に取扱説明書を入手すること。 |
|
|
|
|
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 |
|
|
|
|
炎及び高温のものから遠ざけること。 |
|
|
|
|
適切な呼吸用保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
適切な保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。 |
|
|
|
|
必要に応じて個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。 |
|
|
|
|
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 |
|
|
|
|
使用中に吸入されうる粒子が発生するかもしれない場合は、ミストを吸入しないこと。 |
|
|
|
|
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
|
|
|
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。 |
|
|
|
|
【応急措置】 |
|
|
|
|
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 |
|
|
|
|
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 |
|
|
|
|
皮膚又は毛に付着した場合、直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぎ又は取り除くこと。皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。 |
|
|
|
|
吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 |
|
|
|
|
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 |
|
|
|
|
皮膚に付着した場合、眼に入った場合、飲み込んだ場合、吸入した場合は、直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
|
|
|
吸入した場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
【保管】 |
|
|
|
|
換気の良い冷所で保管すること。 |
|
|
|
|
施錠して保管すること。 |
|
|
|
|
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。 |
|
|
|
|
【廃棄】 |
|
|
|
|
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。 |
|
|
|
|
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。 |
|
|
国・地域情報: |
|
|
3.組成、成分情報 |
|
|
|
|
|
化学物質 |
|
|
|
|
|
|
化学名又は一般名: |
2-クロロフェノール(2-Chlorophenol) |
|
|
別名: |
2-クロロ-1-ヒドロキシベンゼン(2-Chloro-1-hydroxybenzene) |
|
|
|
|
o-クロロフェノール(o-Chlorophenol) |
|
|
化学式: |
C6H5ClO |
|
|
化学特性(化学式又は構造式): |
(o-クロロフェノール)
|
|
|
CAS番号: |
95-57-8(o-クロロフェノール) |
|
|
官報公示整理番号 |
(3)-895 |
(化審法・安衛法): |
|
|
分類に寄与する不純物及び安定化添加物: |
情報なし |
|
|
濃度又は濃度範囲: |
情報なし |
|
4.応急措置 |
|
|
|
|
|
吸入した場合: |
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 |
|
|
|
|
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
皮膚に付着した場合: |
直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取り去ること。 |
|
|
|
|
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
皮膚を速やかに洗浄すること。 |
|
|
|
|
多量の水と石鹸で洗うこと。 |
|
|
|
|
皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。 |
|
|
|
|
医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
|
|
|
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 |
|
目に入った場合: |
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 |
|
|
|
|
医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
飲み込んだ場合: |
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 |
|
|
|
|
医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
予想される急性症状及び遅発性症状: |
吸入 : 咳、息切れ、咽頭痛、腹痛、脱力感、し眠、痙攣。 |
|
|
|
|
症状は遅れて現れることがある。 |
|
|
|
|
皮膚 : 吸収される可能性あり。発赤、痛み。 |
|
|
|
|
眼 :発赤、痛み、かすみ眼。 |
|
|
|
|
経口摂取 : 腹痛、し眠、脱力感、痙攣。 |
|
最も重要な兆候及び症状: |
肺水腫の症状は2〜3時間経過するまで現れない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。 |
|
5.火災時の措置 |
|
|
|
|
|
消火剤: |
小火災:粉末消火剤、二酸化炭素、散水 |
|
|
|
|
大火災:粉末消火剤、二酸化炭素、耐アルコール性泡消火剤、散水 |
|
使ってはならない消火剤: |
棒状注水 |
|
特有の危険有害性: |
可燃性物質:燃えるが、容易に発火しない。 |
|
|
|
|
加熱により容器が爆発するおそれがある。 |
|
|
|
|
火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガスを発生するおそれがある。 |
|
特有の消火方法: |
引火点が極めて低い:散水以外の消火剤で消火の効果がない大きな火災の場合には散水する。 |
|
|
|
|
危険でなければ火災区域から容器を移動する。 |
|
|
|
|
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 |
|
|
|
|
容器内に水を入れてはいけない。 |
|
|
|
|
消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消火する。 |
|
|
|
|
避難して安全な距離から消火すること。熱にさらされると、破裂して重度毒性蒸気又は分解生成物を放出することがある。 |
|
消火を行う者の保護: |
消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。 |
|
6.漏出時の措置 |
|
|
|
|
|
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: |
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 |
|
危険な現場を分離して無関係者及び保護具未着用者の出入りを禁止する。 |
|
|
|
|
作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 |
|
|
|
|
風上に留まる。 |
|
|
|
|
低地から離れる。 |
|
|
|
|
密閉された場所に立入る前に換気する。 |
|
|
|
|
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器あるいは漏洩物に触れてはいけない。 |
|
環境に対する注意事項: |
環境中に放出してはならない。 |
|
|
|
|
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。 |
|
回収、中和: |
少量の場合、乾燥土、砂や不燃材料で吸収し、あるいは覆って密閉できる空容器に回収する。 |
|
|
|
|
大量の場合、盛土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いて回収する。 |
|
封じ込め及び浄化の方法・機材: |
危険でなければ漏れを止める。 |
|
二次災害の防止策: |
すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 |
|
|
|
|
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。 |
|
|
|
|
容器内に水を入れてはいけない。 |
|
7.取扱い及び保管上の注意 |
|
|
|
|
|
取扱い |
|
|
|
|
|
|
技術的対策: |
「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 |
|
|
局所排気・全体換気: |
「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行う。 |
|
|
安全取扱い注意事項: |
使用前に使用説明書を入手すること。 |
|
|
|
|
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 |
|
|
|
|
火気注意。 |
|
|
|
|
接触、吸入又は飲み込まないこと。 |
|
|
|
|
排気用の換気を行うこと。 |
|
|
|
|
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
|
|
|
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。 |
|
|
|
接触回避: |
「10.安定性及び反応性」を参照。 |
|
保管 |
|
|
|
|
|
|
技術的対策: |
保管場所は壁、柱、床を耐火構造とし、かつ、はりを不燃材料で作ること。 |
|
|
|
|
保管場所は屋根を不燃材料で作るとともに、金属板その他の軽量な不燃材料でふき、かつ天井を設けないこと。 |
|
|
|
|
保管場所の床は、床面に水が浸入し、又は浸透しない構造とすること。 |
|
|
|
|
保管場所の床は、危険物が浸透しない構造とするとともに、適切な傾斜をつけ、かつ、適切なためますを設けること。 |
|
|
|
|
保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。 |
|
|
混触危険物質: |
「10.安定性及び反応性」を参照。 |
|
|
保管条件: |
炎及び熱表面から離して保管すること。 |
|
|
|
|
冷所、換気の良い場所で保管すること。 |
|
|
|
|
酸化剤から離して保管する。 |
|
|
|
|
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。 |
|
|
|
|
施錠して保管すること。 |
|
|
容器包装材料: |
消防法及び国連輸送法規で規定されている容器を使用する。 |
|
8.ばく露防止及び保護措置 |
|
|
|
|
|
管理濃度: |
設定されていない。 |
|
許容濃度(ばく露限界値、生物学的 |
|
ばく露指標): |
|
|
日本産業衛生学会(2005年版) |
設定されていない。 |
|
|
ACGIH (2006年版) |
設定されていない。 |
|
設備対策: |
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 |
|
|
|
|
工程の密閉化、局所排気その他の設備対策を使用する。 |
|
|
|
|
高熱工程でミスト、ガスが発生するときは、換気装置を設置する。 |
|
保護具 |
|
|
|
|
|
|
呼吸器の保護具: |
適切な呼吸器保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
ばく露の可能性のあるときは、送気マスク、空気呼吸器、又は酸素呼吸器を着用する。 |
|
|
|
|
防毒マスクにはハロゲンガス用吸収缶を使用する。 |
|
|
手の保護具: |
適切な保護手袋を着用すること。 |
|
|
|
|
二トリルゴム及び塩ビは適切な保護材料ではない。ネオプレンが推奨される。 |
|
|
|
|
飛沫を浴びる可能性のある時は、全身の化学用保護衣(耐酸スーツ等)を着用する。 |
|
|
眼の保護具: |
適切な眼の保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
化学飛沫用のゴーグル及び適切な顔面保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
安全眼鏡を着用すること。撥ね飛び又は噴霧によって眼及び顔面接触が起こりうる時は、包括的な化学スプラッシュゴーグル、及び顔面シールドを着用すること。 |
|
|
皮膚及び身体の保護具: |
適切な保護衣、顔面用の保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
一切の接触を防止するにはネオプレン製の、手袋、エプロン、ブーツ、又は全体スーツ等の不浸透性の防具を適宜着用すること。 |
|
|
|
|
しぶきの可能性がある場合は、全面耐薬品性防護服(例えば、酸スーツ)及びブーツが必要である。 |
|
衛生対策: |
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
9.物理的及び化学的性質 |
|
|
|
|
|
|
物理的状態、形状、色など: |
無色の液体 1) |
|
|
臭い: |
特徴的な臭気 1) |
|
|
pH: |
データなし |
|
|
融点・凝固点: |
9.3-9.8℃(融点) 1) |
|
|
沸点、初留点及び沸騰範囲: |
175℃(沸点) 1) |
|
|
引火点: |
64℃ (密閉式) 1) |
|
|
爆発範囲: |
データなし |
|
|
蒸気圧: |
230 Pa (20℃) 1) |
|
|
蒸気密度(空気 = 1): |
4.4 1) |
|
|
比重(密度): |
1.3 (water = 1) 1) |
|
|
溶解度: |
2.85g/100 mL (20℃) 1) |
|
|
オクタノール/水分配係数: |
log Pow = 2.15 1) |
|
|
自然発火温度: |
データなし |
|
|
分解温度: |
データなし |
|
|
臭いのしきい(閾)値 |
データなし |
|
|
蒸発速度(酢酸ブチル = 1): |
データなし |
|
|
燃焼性(固体、ガス): |
該当しない |
|
|
粘度: |
データなし |
|
10.安定性及び反応性 |
|
|
|
|
|
安定性: |
高温の表面、火花又は裸火により発火。 |
|
危険有害反応可能性: |
酸化剤と反応する。 |
|
|
|
|
水酸化ナトリウム溶液又はソーダ(炭酸ナトリウム)溶液と接触すると、水溶性のソーダ塩が生じる。 |
|
避けるべき条件: |
高温 |
|
混触危険物質: |
酸化剤 |
|
危険有害な分解生成物: |
燃焼生成ガス:塩化水素、塩酸 |
|
11.有害性情報 |
|
|
|
|
|
|
急性毒性: |
経口:ラットLD50 値の2データ 2) ,3) のうち、低い方のLD50 =670mg/kgを採用して、区分4とした。 |
|
|
|
|
飲み込むと有害(経口) |
|
|
|
|
経皮:ウサギLD50 =1000-1580mg/kg 4) に基づき、区分4とした。 |
|
|
|
|
皮膚に接触すると有害(経皮) |
|
|
|
|
吸入(蒸気):飽和蒸気圧濃度が2277ppm(11.98mg/L)であり、蒸気で行われたと考えられる試験で得られたラットLC50 = 389.5ppm(2.05mg/Lからの換算値) 4) に基づき、区分2とした。 |
|
|
|
|
吸入すると生命に危険(蒸気) |
|
|
|
|
吸入(ミスト):データなし |
|
|
皮膚腐食性・刺激性: |
ウサギで重度の刺激性、腐食が見られるとの記載 4) 、及びヒトで発赤、痛みがあるとの記載 1) に基づき、区分1A-1Cとした。本シートでは安全サイドより区分1Aとして取り扱っている。 |
|
|
|
|
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 |
|
|
眼に対する重篤な損傷・刺激性: |
皮膚腐食性物質であり、ウサギで重度の不快感及び腐食が見られたとの記載 4) 、及びヒトで発赤、痛み、かすみ眼が見られるとの記載 1) があることに基づき、区分1とした。 |
|
|
|
|
重篤な眼の損傷 |
|
|
呼吸器感作性又は皮膚感作性: |
いずれもデータがなく分類できない。 |
|
|
生殖細胞変異原性: |
ヒト経世代疫学、経世代変異原性試験、生殖細胞及び体細胞 in vivo 変異原性試験のいずれにおいても陽性結果が無く、 in vivo のマウス精巣細胞及び骨髄細胞を用いる姉妹染色分体交換試験で陰性の記載 4) 、及び in vivo のマウス小核試験で陰性の記載 5) があることに基づき、技術指針に従い区分外とした。 |
|
|
発がん性: |
日本産業衛生学会で2Bに分類している 6) ことに基づき、区分2とした。 |
|
|
|
|
発がんのおそれの疑い |
|
|
生殖毒性: |
ラット及びマウスで、親動物への一般毒性に関する記述がないが、一腹児数の減少、受胎率、死産児数の増加が見られたとの記載 7) , 8) に基づき、区分2とした。 |
|
|
|
|
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い |
|
|
特定標的臓器・全身毒性 (単回ばく露): |
区分1のガイダンス値範囲内の用量で、ラット及びマウスにおいて後弯姿勢、毛の逆立ち、興奮、呼吸促進作用、眼刺激の徴候、唾液過多、振せん、けいれんが記載され 4) , 5) , 9)、ヒトではし眠、脱力感、痙攣が記載されている 1) 。これらに基づき、区分1(中枢神経系)とした。ラットで鼻粘膜の刺激が記載され 5) 、ヒトで咳、息切れ、咽頭痛が記載されている 1) ことに基づき、区分3(気道刺激性)とした。 |
|
|
|
|
中枢神経系の障害 |
|
|
|
|
呼吸器への刺激のおそれ |
|
|
特定標的臓器・全身毒性 (反復ばく露): |
ラット及びマウスにおいて、区分2のガイダンス値範囲内の投与で振戦、自発運動の低下、唾液過多、運動過多、脳重量の減少、肝重量増加、肝細胞肥大、肝細胞が見られるとの記載 2) , 4) に基づき、区分2(中枢神経系、肝臓)とした。 |
|
|
|
|
長期又は反復ばく露による中枢神経系、肝臓の障害のおそれ |
|
|
吸引性呼吸器有害性: |
データなし |
|
12.環境影響情報 |
|
|
|
|
|
水生環境急性有害性 |
データ不足のため分類できない |
|
水生環境慢性有害性 |
データ不足のため分類できない |
|
13.廃棄上の注意: |
|
|
|
|
|
残余廃棄物: |
廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 |
|
|
|
|
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 |
|
|
|
|
都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 |
|
|
|
|
廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 |
|
汚染容器及び包装: |
容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 |
|
|
|
|
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 |
|
14.輸送上の注意 |
|
|
|
|
|
国際規制 |
|
|
|
|
|
|
海上規制情報 |
IMOの規定に従う。 |
|
|
|
UN No.: |
2021 |
|
|
|
Proper Shipping Name: |
CHLOROPHENOLS, LIQUID |
|
|
|
Class: |
6.1 |
|
|
|
Packing Group: |
III |
|
|
|
Marine Pollutant: |
Not applicable |
|
|
航空規制情報 |
ICAO/IATAの規定に従う。 |
|
|
|
UN No.: |
2021 |
|
|
|
Proper Shipping Name: |
Chlorophenols, liquid |
|
|
|
Class: |
6.1 |
|
|
|
Packing Group: |
III |
|
国内規制 |
|
|
|
|
|
|
陸上規制情報 |
消防法の規定に従う。 |
|
|
海上規制情報 |
船舶安全法の規定に従う。 |
|
|
|
国連番号: |
2021 |
|
|
|
品名: |
クロロフェノール類(液体) |
|
|
|
クラス: |
6.1 |
|
|
|
容器等級: |
III |
|
|
|
海洋汚染物質: |
非該当 |
|
|
航空規制情報 |
航空法の規定に従う。 |
|
|
|
国連番号: |
2021 |
|
|
|
品名: |
クロロフェノール類(液体) |
|
|
|
クラス: |
6.1 |
|
|
|
等級: |
III |
|
特別の安全対策 |
危険物は当該危険物が転落し、又は危険物を収納した運搬容器が落下し、転倒もしくは破損しないように積載すること。 |
|
|
|
|
危険物又は危険物を収納した容器が著しく摩擦又は動揺を起こさないように運搬すること。 |
|
|
|
|
危険物の運搬中危険物が著しく漏れる等災害が発生するおそれがある場合には、災害を防止するための応急措置を講ずると共に、もよりの消防機関その他の関係機関に通報すること。 |
|
|
|
|
移送時にイエローカードの保持が必要。 |
|
|
|
|
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 |
|
|
|
|
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 |
|
|
|
|
重量物を上積みしない。 |
|
15.適用法令 |
|
|
|
|
|
労働安全衛生法: |
名称等を通知すべき有害物 |
(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9) |
(政令番号 第154号) |
|
消防法: |
第4類引火性液体、第三石油類非水溶性液体 |
(法第2条第7項危険物別表第1) |
|
船舶安全法: |
毒物類・毒物 |
(危規則第2,3条危険物告示別表第1) |
|
航空法 : |
毒物類・毒物 |
(施行規則第194条危険物告示別表第1) |
|
|
【m-クロロフェノール】
|
|
2.危険有害性の要約 |
|
|
|
|
|
GHS分類 |
|
|
|
|
|
|
物理化学的危険性 |
火薬類 |
分類対象外 |
|
|
|
|
可燃性・引火性ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
可燃性・引火性エアゾール |
分類対象外 |
|
|
|
|
支燃性・酸化性ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
高圧ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
引火性液体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
可燃性固体 |
分類できない |
|
|
|
|
自己反応性化学品 |
分類対象外 |
|
|
|
|
自然発火性液体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
自然発火性固体 |
区分外 |
|
|
|
|
自己発熱性化学品 |
分類できない |
|
|
|
|
水反応可燃性化学品 |
分類対象外 |
|
|
|
|
酸化性液体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
酸化性固体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
有機過酸化物 |
分類対象外 |
|
|
|
|
金属腐食性物質 |
分類できない |
|
|
人健康有害性 |
急性毒性(経口) |
区分4 |
|
|
|
|
急性毒性(経皮) |
分類できない |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:気体) |
分類対象外 |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:蒸気) |
分類できない |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:粉じん) |
分類できない |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:ミスト) |
分類対象外 |
|
|
|
|
皮膚腐食性・刺激性 |
区分2 |
|
|
|
|
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 |
区分2A-2B |
|
|
|
|
呼吸器感作性 |
分類できない |
|
|
|
|
皮膚感作性 |
分類できない |
|
|
|
|
生殖細胞変異原性 |
分類できない |
|
|
|
|
発がん性 |
分類できない |
|
|
|
|
生殖毒性 |
分類できない |
|
|
|
|
特定標的臓器・全身毒性 |
分類できない |
(単回ばく露) |
|
|
|
|
特定標的臓器・全身毒性 |
分類できない |
(反復ばく露) |
|
|
|
|
吸引性呼吸器有害性 |
分類できない |
|
|
環境有害性 |
水生環境急性有害性 |
分類できない |
|
|
|
|
水生環境慢性有害性 |
分類できない |
|
ラベル要素 |
|
|
|
|
|
|
絵表示又はシンボル: |
|
|
|
注意喚起語: |
警告 |
|
|
危険有害性情報: |
飲み込むと有害(経口) |
|
|
|
|
皮膚刺激 |
|
|
|
|
強い眼刺激 |
|
|
注意書き: |
【安全対策】 |
|
|
|
|
適切な保護手袋を着用すること。 |
|
|
|
|
適切な保護眼鏡、保護面を着用すること。 |
|
|
|
|
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
|
|
|
【応急措置】 |
|
|
|
|
取り扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
|
|
|
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。 |
|
|
|
|
皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で洗うこと。 |
|
|
|
|
皮膚に付着した場合、汚染された衣類を脱ぐこと。 |
|
|
|
|
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 |
|
|
|
|
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 |
|
|
|
|
皮膚に付着した場合、皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを求めること。 |
|
|
|
|
眼に入った場合、眼の刺激が持続する場合は医師の診断、手当てを受けること。 |
|
|
|
|
飲み込んだ場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
【廃棄】 |
|
|
|
|
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。 |
|
|
国・地域情報: |
|
|
3.組成、成分情報 |
|
|
|
|
|
化学物質 |
|
|
|
|
|
|
化学名又は一般名: |
3-クロロフェノール(3-Chlorophenol) |
|
|
別名: |
3-クロロ-1-ヒドロキシベンゼン(3-Chloro-1-hydroxybenzene) |
|
|
|
|
m-クロロフェノール(m-Chlorophenol) |
|
|
化学式: |
C6H5ClO |
|
|
化学特性(化学式又は構造式): |
|
|
|
CAS番号: |
108-43-0 |
|
|
官報公示整理番号 |
(3)-895 |
(化審法・安衛法): |
|
|
分類に寄与する不純物及び安定化添加物: |
情報なし |
|
|
濃度又は濃度範囲: |
情報なし |
|
4.応急措置 |
|
|
|
|
|
吸入した場合: |
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師に連絡すること。 |
|
皮膚に付着した場合: |
汚染された衣類を脱ぐこと。 |
|
|
|
|
多量の水と石鹸で洗うこと。 |
|
|
|
|
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 |
|
目に入った場合: |
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 |
|
|
|
|
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 |
|
飲み込んだ場合: |
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
口をすすぐこと。 |
|
予想される急性症状及び遅発性症状: |
吸入 : 咳、咽頭痛。 |
|
|
|
|
皮膚 : 発赤、痛み。 |
|
|
|
|
眼 : 発赤、痛み。 |
|
|
|
|
経口摂取 : |
|
最も重要な兆候及び症状: |
|
|
5.火災時の措置 |
|
|
|
|
|
消火剤: |
小火災:粉末消火剤、二酸化炭素、散水 |
|
|
|
|
大火災:粉末消火剤、二酸化炭素、耐アルコール性泡消火剤、散水 |
|
使ってはならない消火剤: |
棒状注水 |
|
特有の危険有害性: |
火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガスを発生するおそれがある。 |
|
|
|
|
加熱により容器が爆発するおそれがある。 |
|
特有の消火方法: |
危険でなければ火災区域から容器を移動する。 |
|
|
|
|
容器内に水を入れてはいけない。 |
|
|
|
|
消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消火する。 |
|
|
|
|
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 |
|
消火を行う者の保護: |
消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。 |
|
6.漏出時の措置 |
|
|
|
|
|
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: |
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 |
|
危険な現場を分離して無関係者及び保護具未着用者の出入りを禁止する。 |
|
|
|
|
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器あるいは漏洩物に触れてはいけない。 |
|
|
|
|
作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 |
|
|
|
|
風上に留まる。 |
|
|
|
|
低地から離れる。 |
|
|
|
|
密閉された場所は換気する。 |
|
環境に対する注意事項: |
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。 |
|
|
|
|
環境中に放出してはならない。 |
|
回収、中和: |
漏洩物を掃き集めて空容器に回収する。 |
|
封じ込め及び浄化の方法・機材: |
危険でなければ漏れを止める。 |
|
二次災害の防止策: |
すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 |
|
|
|
|
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。 |
|
|
|
|
容器内に水を入れてはいけない。 |
|
|
|
|
床面に残るとすべる危険性があるため、こまめに処理する。 |
|
7.取扱い及び保管上の注意 |
|
|
|
|
|
取扱い |
|
|
|
|
|
|
技術的対策: |
「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 |
|
|
局所排気・全体換気: |
「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行う。 |
|
|
安全取扱い注意事項: |
眼に入れないこと。 |
|
|
|
|
飲み込みを避けること。 |
|
|
|
|
粉じん、ヒュームの吸入を避けること。 |
|
|
|
|
ミスト、蒸気、スプレーの吸入を避けること。 |
|
|
|
|
眼、皮膚との接触を避けること。 |
|
|
|
|
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
|
|
接触回避: |
「10.安定性及び反応性」を参照。 |
|
保管 |
|
|
|
|
|
|
技術的対策: |
保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。 |
|
|
混触危険物質: |
「10.安定性及び反応性」を参照。 |
|
|
保管条件: |
特に技術的対策は必要としない。 |
|
|
容器包装材料: |
国連輸送法規で規定されている容器を使用する。 |
|
8.ばく露防止及び保護措置 |
|
|
|
|
|
管理濃度: |
設定されていない。 |
|
許容濃度(ばく露限界値、生物学的 |
|
ばく露指標): |
|
|
日本産業衛生学会(2005年版) |
設定されていない。 |
|
|
ACGIH (2005年版) |
設定されていない。 |
|
設備対策: |
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 |
|
保護具 |
|
|
|
|
|
|
呼吸器の保護具: |
換気が不十分な場合には、適切な呼吸器保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
防毒マスクにはハロゲンガス用吸収缶を使用する。 |
|
|
手の保護具: |
適切な保護手袋を着用すること。 |
|
|
眼の保護具: |
適切な眼の保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
保護眼鏡(普通眼鏡型、側板付き普通眼鏡型、ゴーグル型) |
|
|
皮膚及び身体の保護具: |
適切な顔面用の保護具を着用すること。 |
|
衛生対策: |
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
9.物理的及び化学的性質 |
|
|
|
|
|
|
物理的状態、形状、色など: |
無色の結晶 1) |
|
|
臭い: |
特徴的な臭気 1) |
|
|
pH: |
データなし |
|
|
融点・凝固点: |
33℃(融点) 1) |
|
|
沸点、初留点及び沸騰範囲: |
214℃(沸点) 1) |
|
|
引火点: |
112℃ 1) |
|
|
爆発範囲: |
データなし |
|
|
蒸気圧: |
133 Pa (44.2℃) 1) |
|
|
蒸気密度(空気 = 1): |
データなし |
|
|
比重(密度): |
1.245 (water = 1) 1) |
|
|
溶解度: |
2.6g/100 mL (20℃) 1) |
|
|
オクタノール/水分配係数: |
log Pow = 2.47-2.52 1) |
|
|
自然発火温度: |
データなし |
|
|
分解温度: |
データなし |
|
|
臭いのしきい(閾)値 |
データなし |
|
|
蒸発速度(酢酸ブチル = 1): |
データなし |
|
|
燃焼性(固体、ガス): |
データなし |
|
|
粘度: |
データなし |
|
10.安定性及び反応性 |
|
|
|
|
|
安定性: |
高温の表面、火花又は裸火により発火。 |
|
危険有害反応可能性: |
酸化剤と反応する。 |
|
|
|
|
水酸化ナトリウム溶液又はソーダ(炭酸ナトリウム)溶液と接触すると、水溶性のソーダ塩が生じる。 |
|
避けるべき条件: |
高温 |
|
混触危険物質: |
酸化剤 |
|
危険有害な分解生成物: |
燃焼生成ガス:塩化水素、塩酸 |
|
11.有害性情報 |
|
|
|
|
|
|
急性毒性: |
経口:ラットLD50 =570mg/kg 3) に基づき、区分4とした。 |
|
|
|
|
飲み込むと有害(経口) |
|
|
|
|
経皮:データなし |
|
|
|
|
吸入(蒸気):データなし |
|
|
|
|
吸入(粉じん):データなし |
|
|
皮膚腐食性・刺激性: |
ヒトで発赤、痛みがあるとの記載 1) に基づき、区分2とした。 |
|
|
|
|
皮膚刺激 |
|
|
眼に対する重篤な損傷・刺激性: |
ヒトで発赤、痛み、かすみ眼が見られるとの記載 1) に基づき、区分2A-2Bとした。本シートでは安全サイドより区分2Aとして取り扱っている。 |
|
|
|
|
強い眼刺激 |
|
|
呼吸器感作性又は皮膚感作性: |
いずれもデータがなく分類できない。 |
|
|
生殖細胞変異原性: |
データなし |
|
|
発がん性: |
データなし |
|
|
生殖毒性: |
データなし |
|
|
特定標的臓器・全身毒性 (単回ばく露): |
データがなく分類できない。 |
|
|
特定標的臓器・全身毒性 (反復ばく露): |
データがなく分類できない。 |
|
|
吸引性呼吸器有害性: |
データなし |
|
12.環境影響情報 |
|
|
|
|
|
水生環境急性有害性 |
データ不足のため分類できない |
|
水生環境慢性有害性 |
データ不足のため分類できない |
|
13.廃棄上の注意: |
|
|
|
|
|
残余廃棄物: |
廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 |
|
|
|
|
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 |
|
|
|
|
都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 |
|
|
|
|
廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 |
|
汚染容器及び包装: |
容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 |
|
|
|
|
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 |
|
14.輸送上の注意 |
|
|
|
|
|
国際規制 |
|
|
|
|
|
|
海上規制情報 |
IMOの規定に従う。 |
|
|
|
UN No.: |
2020 |
|
|
|
Proper Shipping Name: |
CHLOROPHENOLS, SOLID |
|
|
|
Class: |
6.1 |
|
|
|
Packing Group: |
III |
|
|
|
Marine Pollutant: |
Not applicable |
|
|
航空規制情報 |
ICAO/IATAの規定に従う。 |
|
|
|
UN No.: |
2020 |
|
|
|
Proper Shipping Name: |
Chlorophenols, solid |
|
|
|
Class: |
6.1 |
|
|
|
Packing Group: |
III |
|
国内規制 |
|
|
|
|
|
|
陸上規制情報 |
非該当 |
|
|
海上規制情報 |
船舶安全法の規定に従う。 |
|
|
|
国連番号: |
2020 |
|
|
|
品名: |
クロロフェノール類(固体) |
|
|
|
クラス: |
6.1 |
|
|
|
容器等級: |
III |
|
|
|
海洋汚染物質: |
非該当 |
|
|
航空規制情報 |
航空法の規定に従う。 |
|
|
|
国連番号: |
2020 |
|
|
|
品名: |
クロロフェノール類(固体) |
|
|
|
クラス: |
6.1 |
|
|
|
等級: |
III |
|
特別の安全対策 |
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 |
|
|
|
|
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 |
|
|
|
|
重量物を上積みしない。 |
|
15.適用法令 |
|
|
|
|
|
労働安全衛生法: |
名称等を通知すべき有害物 |
(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9) |
(政令番号 第154号) |
|
船舶安全法: |
毒物類・毒物 |
(危規則第2,3条危険物告示別表第1) |
|
航空法 : |
毒物類・毒物 |
(施行規則第194条危険物告示別表第1) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【p-クロロフェノール】
|
|
2.危険有害性の要約 |
|
|
|
|
|
GHS分類 |
|
|
|
|
|
|
物理化学的危険性 |
火薬類 |
分類対象外 |
|
|
|
|
可燃性・引火性ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
可燃性・引火性エアゾール |
分類対象外 |
|
|
|
|
支燃性・酸化性ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
高圧ガス |
分類対象外 |
|
|
|
|
引火性液体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
可燃性固体 |
分類できない |
|
|
|
|
自己反応性化学品 |
分類対象外 |
|
|
|
|
自然発火性液体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
自然発火性固体 |
区分外 |
|
|
|
|
自己発熱性化学品 |
分類できない |
|
|
|
|
水反応可燃性化学品 |
分類対象外 |
|
|
|
|
酸化性液体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
酸化性固体 |
分類対象外 |
|
|
|
|
有機過酸化物 |
分類対象外 |
|
|
|
|
金属腐食性物質 |
分類できない |
|
|
人健康有害性 |
急性毒性(経口) |
区分3 |
|
|
|
|
急性毒性(経皮) |
分類できない |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:気体) |
分類対象外 |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:蒸気) |
分類できない |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:粉じん) |
区分4 |
|
|
|
|
急性毒性(吸入:ミスト) |
分類対象外 |
|
|
|
|
皮膚腐食性・刺激性 |
区分1A-1C |
|
|
|
|
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 |
区分1 |
|
|
|
|
呼吸器感作性 |
分類できない |
|
|
|
|
皮膚感作性 |
分類できない |
|
|
|
|
生殖細胞変異原性 |
分類できない |
|
|
|
|
発がん性 |
分類できない |
|
|
|
|
生殖毒性 |
区分2 |
|
|
|
|
特定標的臓器・全身毒性 |
区分1(中枢神経系)
区分3(気道刺激性) |
(単回ばく露) |
|
|
|
|
特定標的臓器・全身毒性 |
区分2(中枢神経系) |
(反復ばく露) |
|
|
|
|
吸引性呼吸器有害性 |
分類できない |
|
|
環境有害性 |
水生環境急性有害性 |
分類できない |
|
|
|
|
水生環境慢性有害性 |
分類できない |
|
ラベル要素 |
|
|
|
|
|
|
絵表示又はシンボル: |
|
|
|
注意喚起語: |
危険 |
|
|
危険有害性情報: |
飲み込むと有毒(経口) |
|
|
|
|
吸入すると有害(粉じん) |
|
|
|
|
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 |
|
|
|
|
重篤な眼の損傷 |
|
|
|
|
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い |
|
|
|
|
中枢神経系の障害 |
|
|
|
|
呼吸器への刺激のおそれ |
|
|
|
|
長期又は反復ばく露による中枢神経系の障害のおそれ |
|
|
注意書き: |
【安全対策】 |
|
|
|
|
使用前に取扱説明書を入手すること。 |
|
|
|
|
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 |
|
|
|
|
適切な保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。 |
|
|
|
|
必要に応じて個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。 |
|
|
|
|
使用中に吸入されうる粒子が発生するかもしれない場合は、粉じんを吸入しないこと。 |
|
|
|
|
使用中に吸入されうる粒子が発生するかもしれない場合は、ミストを吸入しないこと。 |
|
|
|
|
粉じん、ヒュームを吸入しないこと。 |
|
|
|
|
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 |
|
|
|
|
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
|
|
|
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。 |
|
|
|
|
【応急措置】 |
|
|
|
|
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 |
|
|
|
|
皮膚又は毛に付着した場合、直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぎ又は取り除くこと。皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。 |
|
|
|
|
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 |
|
|
|
|
吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 |
|
|
|
|
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 |
|
|
|
|
皮膚に付着した場合、眼に入った場合、飲み込んだ場合、吸入した場合は、直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
|
|
|
吸入した場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
【保管】 |
|
|
|
|
施錠して保管すること。 |
|
|
|
|
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。 |
|
|
|
|
【廃棄】 |
|
|
|
|
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。 |
|
|
国・地域情報: |
|
|
|
|
|
3.組成、成分情報 |
|
|
|
|
|
化学物質 |
|
|
|
|
|
|
化学名又は一般名: |
4-クロロフェノール(4-Chlorophenol) |
|
|
別名: |
4-クロロ-1-ヒドロキシベンゼン(4-Chloro-1-hydroxybenzene) |
|
|
化学式: |
p-クロロフェノール(p-Chlorophenol) |
|
|
化学特性(化学式又は構造式): |
|
|
|
CAS番号: |
C6H5ClO |
|
|
官報公示整理番号 |
106-48-9 |
(化審法・安衛法): |
|
|
分類に寄与する不純物及び安定化添加物: |
(3)-895 |
|
|
濃度又は濃度範囲: |
情報なし |
|
|
|
|
情報なし |
4.応急措置 |
|
|
|
|
|
吸入した場合: |
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 |
|
|
|
|
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
皮膚に付着した場合: |
直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取り去ること。 |
|
|
|
|
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
皮膚を速やかに洗浄すること。 |
|
|
|
|
皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。 |
|
|
|
|
医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
|
|
|
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 |
|
目に入った場合: |
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 |
|
|
|
|
医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
飲み込んだ場合: |
直ちに医師に連絡すること。 |
|
|
|
|
口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 |
|
|
|
|
医師の手当、診断を受けること。 |
|
|
|
|
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 |
|
予想される急性症状及び遅発性症状: |
吸入 : 咳、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、咽頭痛、嘔吐、脱力感。 |
|
|
|
|
皮膚 : 吸収される可能性あり。発赤、痛み。 |
|
|
|
|
眼 : 発赤、痛み、かすみ眼。 |
|
|
|
|
経口摂取 : 腹痛、意識喪失。 |
|
|
|
|
他の症状については「吸入」参照。 |
|
最も重要な兆候及び症状: |
|
|
5.火災時の措置 |
|
|
|
|
|
消火剤: |
粉末消火剤、二酸化炭素、水噴霧、泡消火剤 |
|
使ってはならない消火剤: |
棒状注水 |
|
特有の危険有害性: |
火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガスを発生するおそれがある。 |
|
|
|
|
加熱により容器が爆発するおそれがある。 |
|
特有の消火方法: |
危険でなければ火災区域から容器を移動する。 |
|
|
|
|
容器内に水を入れてはいけない。 |
|
|
|
|
消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消火する。 |
|
|
|
|
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 |
|
消火を行う者の保護: |
消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。 |
|
6.漏出時の措置 |
|
|
|
|
|
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: |
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 |
|
危険な現場を分離して無関係者及び保護具未着用者の出入りを禁止する。 |
|
|
|
|
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器あるいは漏洩物に触れてはいけない。 |
|
|
|
|
作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 |
|
|
|
|
風上に留まる。 |
|
|
|
|
低地から離れる。 |
|
|
|
|
密閉された場所は換気する。 |
|
環境に対する注意事項: |
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。 |
|
|
|
|
環境中に放出してはならない。 |
|
回収、中和: |
漏洩物を掃き集めて空容器に回収する。 |
|
封じ込め及び浄化の方法・機材: |
危険でなければ漏れを止める。 |
|
二次災害の防止策: |
すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 |
|
|
|
|
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。 |
|
|
|
|
容器内に水を入れてはいけない。 |
|
|
|
|
床面に残るとすべる危険性があるため、こまめに処理する。 |
|
7.取扱い及び保管上の注意 |
|
|
|
|
|
取扱い |
|
|
|
|
|
|
技術的対策: |
「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 |
|
|
局所排気・全体換気: |
「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行う。 |
|
|
安全取扱い注意事項: |
使用前に使用説明書を入手すること。 |
|
|
|
|
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 |
|
|
|
|
接触、吸入又は飲み込まないこと。 |
|
|
|
|
排気用の換気を行うこと。 |
|
|
|
|
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
|
|
|
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。 |
|
|
|
接触回避: |
「10.安定性及び反応性」を参照。 |
|
保管 |
|
|
|
|
|
|
技術的対策: |
保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。 |
|
|
混触危険物質: |
「10.安定性及び反応性」を参照。 |
|
|
保管条件: |
熱、火花、裸火のような着火源から離して保管すること。−禁煙。 |
|
|
|
|
特に技術的対策は必要としない。 |
|
|
|
|
施錠して保管すること。 |
|
|
|
|
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。 |
|
|
容器包装材料: |
国連輸送法規で規定されている容器を使用する。 |
|
8.ばく露防止及び保護措置 |
|
|
|
|
|
管理濃度: |
設定されていない。 |
|
許容濃度(ばく露限界値、生物学的 |
|
ばく露指標): |
|
|
日本産業衛生学会(2005年版) |
設定されていない。 |
|
|
ACGIH (2005年版) |
設定されていない。 |
|
設備対策: |
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 |
|
|
|
|
取扱いについては全体換気装置を設置した場所で行う。 |
|
|
|
|
高熱工程で粉じん、ヒューム、ミスト、ガスが発生するときは、換気装置を設置する。 |
|
保護具 |
|
|
|
|
|
|
呼吸器の保護具: |
防じんマスク、簡易防じんマスク |
|
|
|
|
適切な呼吸器保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
防毒マスクにはハロゲンガス用吸収缶を使用する。 |
|
|
手の保護具: |
適切な保護手袋を着用すること。 |
|
|
|
|
二トリルゴム及び塩ビは適切な保護材料ではない。ネオプレンが推奨される。 |
|
|
|
|
飛沫を浴びる可能性のある時は、全身の化学用保護衣(耐酸スーツ等)を着用する。 |
|
|
眼の保護具: |
適切な眼の保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
化学飛沫用のゴーグル及び適切な顔面保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
安全眼鏡を着用すること。撥ね飛び又は噴霧によって眼及び顔面接触が起こりうる時は、包括的な化学スプラッシュゴーグル、及び顔面シールドを着用すること。 |
|
|
皮膚及び身体の保護具: |
適切な保護衣、顔面用の保護具を着用すること。 |
|
|
|
|
一切の接触を防止するにはネオプレン製の、手袋、エプロン、ブーツ、又は全体スーツ等の不浸透性の防具を適宜着用すること。 |
|
|
|
|
しぶきの可能性がある場合は、全面耐薬品性防護服(例えば、酸スーツ)及びブーツが必要である。 |
|
衛生対策: |
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 |
|
|
|
|
取扱い後はよく手を洗うこと。 |
|
9.物理的及び化学的性質 |
|
|
|
|
|
|
物理的状態、形状、色など: |
無色-黄色の結晶 1) |
|
|
臭い: |
特徴的な臭気 1) |
|
|
pH: |
データなし |
|
|
融点・凝固点: |
43℃(融点) 1) |
|
|
沸点、初留点及び沸騰範囲: |
220℃ (沸点) 1) |
|
|
引火点: |
121℃(密閉式) 1) |
|
|
爆発範囲: |
データなし |
|
|
蒸気圧: |
13 Pa (20℃) 1) |
|
|
蒸気密度(空気 = 1): |
4.44 1) |
|
|
比重(密度): |
1.31 (water = 1) 10) |
|
|
溶解度: |
2.7g/100 mL (20℃) 1) |
|
|
オクタノール/水分配係数: |
log Pow = 2.39 1) |
|
|
自然発火温度: |
データなし |
|
|
分解温度: |
データなし |
|
|
臭いのしきい(閾)値 |
データなし |
|
|
蒸発速度(酢酸ブチル = 1): |
該当しない |
|
|
燃焼性(固体、ガス): |
データなし |
|
|
粘度: |
該当しない |
|
10.安定性及び反応性 |
|
|
|
|
|
安定性: |
高温の表面、火花又は裸火により発火。 |
|
危険有害反応可能性: |
酸化剤と反応する。 |
|
|
|
|
水酸化ナトリウム溶液又はソーダ(炭酸ナトリウム)溶液と接触すると、水溶性のソーダ塩が生じる。 |
|
避けるべき条件: |
高温 |
|
混触危険物質: |
酸化剤 |
|
危険有害な分解生成物: |
燃焼生成ガス:塩化水素、塩酸 |
|
11.有害性情報 |
|
|
|
|
|
|
急性毒性: |
経口:ラットLD50 = 261mg/kg 3) に基づき、区分3とした。 |
|
|
|
|
飲み込むと有毒(経口) |
|
|
|
|
経皮:データなし |
|
|
|
|
吸入(蒸気):データなし |
|
|
|
|
吸入(粉じん):飽和蒸気圧濃度が128.7ppm(0.677mg/L)であり、粉じんで行ったと考えられる試験で得られたラットLC50 =1.01mg/L 5) に基づき、区分4とした。 |
|
|
|
|
吸入すると有害(粉じん) |
|
|
皮膚腐食性・刺激性: |
動物で重度の刺激性,腐食性があるとの記載 4) , 5) , 9) 、及びヒトで発赤、痛みがあるとの記載 1) に基づき、区分1A-1Cとした。本シートでは安全サイドより区分1Aとして取り扱っている。 |
|
|
|
|
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 |
|
|
眼に対する重篤な損傷・刺激性: |
皮膚腐食性物質であり,ウサギで腐食性が見られたとの記載 5) , 9) 、及びヒトで発赤、痛み、かすみ眼が見られるとの記載 1) があることに基づき、区分1とした。 |
|
|
|
|
重篤な眼の損傷 |
|
|
呼吸器感作性又は皮膚感作性: |
いずれもデータがなく分類できない。 |
|
|
生殖細胞変異原性: |
in vivo の試験結果が無く、in vitro 試験で複数の指標での強い陽性結果がないことに基づき、技術指針に従い分類できないとした。 |
|
|
発がん性: |
データなし |
|
|
生殖毒性: |
ラット及びマウスで、親動物への一般毒性に関する記述がないが、精子形成(遺伝物質、精子形態、運動性、精子数)への影響、着床後死亡率増加、胚毒性、胎児毒性、胎児死亡などの記載9) に基づき、区分2とした。 |
|
|
|
|
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い |
|
|
特定標的臓器・全身毒性 (単回ばく露): |
区分1のガイダンス値範囲内の用量で、ラットにおいて眼瞼下垂、血管拡張、多呼吸、呼吸困難、音刺激への低応答性、間代性けいれん、臥位が記載され 5) 、ヒトでめまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、嘔吐、脱力感、意識喪失が記載されている 1) , 5) ことに基づき、区分1(中枢神経系)とした。ヒトで咳、咽頭痛、粘膜刺激性が見られるとの記載 1) , 5) に基づき、区分3(気道刺激性)とした。 |
|
|
|
|
中枢神経系の障害 |
|
|
|
|
呼吸器への刺激のおそれ |
|
|
特定標的臓器・全身毒性 (反復ばく露): |
ヒトにおいて睡眠障害(眠気又は不眠)、興奮性、気分障害、急速の易疲労感が見られたとの記載 5) に基づき、区分2(中枢神経系)とした。 |
|
|
|
|
長期又は反復ばく露による中枢神経系の障害のおそれ |
|
|
吸引性呼吸器有害性: |
データなし |
|
12.環境影響情報 |
|
|
|
|
|
水生環境急性有害性 |
データ不足のため分類できない |
|
水生環境慢性有害性 |
データ不足のため分類できない |
|
13.廃棄上の注意: |
|
|
|
|
|
残余廃棄物: |
廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 |
|
|
|
|
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 |
|
|
|
|
都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 |
|
|
|
|
廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 |
|
汚染容器及び包装: |
容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 |
|
|
|
|
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 |
|
14.輸送上の注意 |
|
|
|
|
|
国際規制 |
|
|
|
|
|
|
海上規制情報 |
IMOの規定に従う。 |
|
|
|
UN No.: |
2020 |
|
|
|
Proper Shipping Name: |
CHLOROPHENOLS, SOLID |
|
|
|
Class: |
6.1 |
|
|
|
Packing Group: |
III |
|
|
|
Marine Pollutant: |
Not applicable |
|
|
航空規制情報 |
ICAO/IATAの規定に従う。 |
|
|
|
UN No.: |
2020 |
|
|
|
Proper Shipping Name: |
Chlorophenols, solid |
|
|
|
Class: |
6.1 |
|
|
|
Packing Group: |
III |
|
国内規制 |
|
|
|
|
|
|
陸上規制情報 |
非該当 |
|
|
海上規制情報 |
船舶安全法の規定に従う。 |
|
|
|
国連番号: |
2020 |
|
|
|
品名: |
クロロフェノール類(固体) |
|
|
|
クラス: |
6.1 |
|
|
|
容器等級: |
III |
|
|
|
海洋汚染物質: |
非該当 |
|
|
航空規制情報 |
航空法の規定に従う。 |
|
|
|
国連番号: |
2020 |
|
|
|
品名: |
クロロフェノール類(固体) |
|
|
|
クラス: |
6.1 |
|
|
|
等級: |
III |
|
特別の安全対策 |
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 |
|
|
|
|
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 |
|
|
|
|
重量物を上積みしない。 |
|
15.適用法令 |
|
|
|
|
|
労働安全衛生法: |
名称等を通知すべき有害物 |
(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9) |
(政令番号 第154号) |
|
船舶安全法: |
毒物類・毒物 |
(危規則第2,3条危険物告示別表第1) |
|
航空法 : |
毒物類・毒物 |
(施行規則第194条危険物告示別表第1) |
|
16.その他の情報 |
|
|
|
|
|
参考文献 |
|
|
|
|
1) ICSC (1999) |
|
|
|
2) 厚労省報告 (2005) |
|
|
|
3) EHC 93 (1989) |
|
|
|
4) ATSDR (1999) |
|
|
|
5) IUCLID (2000) |
|
|
|
6) JETOC特別資料 No. 190 (2004) |
|
|
|
7) IRIS (2005) |
|
|
|
8) EHC 93 (1989) |
|
|
|
9) RTECS (2004) |
|
|
|
10) NFPA (13th, 2002) |
|
災害事例 |
|
|
情報なし |